キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

なつかしくて住道

当日に急に呼ばれて、飲みに行く。
という行為が、一時期は当たり前と感じていたこともあったと思う。
つくづく、最近は飲みに行く回数が減ったものだ。

と思っていた矢先。
先週金曜日、仕事中に急な呼び出しがあった。
しかも、ふだんなかなか連絡とらない、ハッション(仮称)からである。

突発的に飲みに行く、という行為に疎くなっていたせいで、正直はじめは躊躇(ちゅうちょ)した。
が、こんな機会がないと会わないし、何よりわざわざ指名をしてくれているのだ。
断る理由が、まったく見つからない。


ハッション(仮称)とは、大学時代の友人。
厳密にはサークルの後輩、とも呼べるのだろうが、別に何を教えたわけでないので、あまり後輩という呼び名がしっくり来ない。

さておき。
集合場所は、お互い家から近い住道という駅の近く。
ここは、大学時代によく遊んだ場所でもある。
知らん間に大手百貨店ができていること以外は、薄汚さと、都会化しようともがくが届かない感じが、あいかわらずな街である。


あいかわらず格安チェーン店が並ぶなか、目についたお店は「波平」という、漁師系居酒屋。
つい前日にも漁師系に行ったところであるが、ひと目ぼれしたので迷わず入った。

メニューはなかなか安めの設定で、品数が豊富。
それでいてラッキーなことに、全品30%オフというキャンペーンをしているそうな。

料理は、もちろん魚介を中心にオーダー。
こんなところでなぜ?と思えるほど、新鮮なネタがそろっていてうまい!
ついついカウンターにあふれるほど注文したが、何のその、食べる食べる。


ハッション(仮称)と会うのは、3年ぶりである。
さらにその前は、5年はブランクあったかな?
大学のころはしょっちゅう会っていたというのに、最近は本当に会わなくなった。

お互い確実に歳をとり、ぜんぜん違う人生を歩んでいる。
にもかかわらず、話をすると昔との変化を感じないというのが不思議である。

近況はもちろんのこと、大学時代のメンバーとの話や最近のお笑いの話など、ハッション(仮称)とじゃないとできない話題が盛りだくさん。
前日にしこたま飲んだというのに、時間を忘れてガバガバとビールをあける。
楽しいというだけでなく、有意義だと思える時間を過ごすことができた。


せっかく近くに住んでるんだから、もっと飲みに行く機会を増やさないとね。