キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

かばかり

初詣は大阪天満宮で、というくだりは先日書いたとおり。
けれど、どうしても初詣気分になれない。
そういう思いもあり、先週日曜日はあらためて初詣へと赴いた。
2回目なので、“初”詣ではないのかもしれないが。


行き先は、京都は石清水八幡宮
昔っから、我が家の初詣はここと決まっていた。
が、年々お払い料が値上げされたり、お神酒(みき)のおかわりが有料化されたりと、金集めに必死になっている姿を感じてからは行かなくなった。

とはいえ、毎年1回必ず通っていた場所。
家族とは別に行くことに、やや後ろめたさを感じながらも、朝から車を走らせた。


あらかじめ神社の無料駐車場の場所を調べていた。
が、駐車場代1,000円をとられる。
またしても金集め・・・
という感情を押し殺しながら、ケーブルカーを使わず脚で参拝。

とっくに三が日が過ぎているというのに、意外にも参拝客は多い。
「勝負の神」として破魔矢がお守りの定番なのだが、それを背中に刺して、矢ガモか落ち武者みたいになっているおじさま達の姿は、相変わらず笑える。


ここ数年で改修工事が行われたそうで、境内のところどころがきれいになっている。
とはいえ、面影は何年経っても同じ。
時おり昔の思い出がフラッシュバックしながら、ぶらぶらと散歩。

勢いあまって、おみくじを引いた。
大阪天満宮で、すでに引いているにもかかわらず。

ちなみに、凶。
引くんじゃなかった・・・


お参りを終えてからは、参道の裏道を徘徊。
家族と行くときは、本通りしか歩かないため、長年来ていながらもはじめて通る道。
小さな境内や、山散策用の看板など、意外に飽きない道である。

長い階段を下ってから、さらに参道を歩く。
さすがにお正月明けということで、出店がほとんどない。
最近めっきり出店に寄ることはないながらも、やはり出店に囲まれないと、初詣気分が半減してしまう。


ただ神社を往復するだけ、といってしまえばそれまで。
しかしながら、ただそれだけではなく、何ともいえない達成感のようなものを感じられるというのも、初詣の醍醐味である。

車で来たので、帰りにお神酒(みき)が飲めなかったことが心残り、という感情は置いといて。