キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

遠い買い出し、淡路島~後編~

淡路島、2日目。


【トリックアート展】
朝一番に訪れたのは、トリックアート展が開催されているという「うずの丘」。
淡路島と関係ないやん、というイベントながら、昨日たまたま知り得た情報で「行きたい!」と思い、足を運ぶこととなった。

入るや否や、いきなりあらわれたのが、額の上下左右に視線を変えるごとにアングルがゴリゴリ変わる絵。
近づくと納得できるからくりながら、ネタがわかっていてもなお、少し離れると錯視がおこるのが不思議。

その他、基本は額縁から絵が飛び出て見える系が多いながらも、思わず手をたたきたくなるようなものがある。
スタッフさんも写真を撮ってくれるので、ひとりでも楽しめる。

20点以上の作品をすべて見終わったころ、振り返るとお客さんがいっぱい!
朝一番に出向いてよかった。


浄瑠璃人形資料館】
図書館も併設されている「浄瑠璃人形資料館」は、見事なまでに人気なし。
それでも、ここに来るまでに浄瑠璃をなぞらえた看板が多数あり、間違いなくここら一帯の名物ではある。

無料で入れる館内には、浄瑠璃人形やその衣装が、意外に多数飾られている。
いずれも、年季の入ったものばかり。
昔は映画館に行くようなノリで、庶民に愛されていたことを想像すると、頭の中だけ時代が逆行できて面白い。

人形のなかでも、きれいな女性が、口が裂け頭に角が生え血眼になるというものが印象的。
浄瑠璃はまったく知らないのだが、こういったメリハリが醍醐味なのだろう。


【ナゾのパラダイス】
淡路島のクライマックスは、淡路島の「顔」と言っても過言ではない、「立川水仙郷」へ。
「ナゾのパラダイス」という愛称のあるここのウリは、いわゆる秘宝館。
まぁ、みなまで言いませんが、あいかわらずインパクトのあるアレやらコレやら。

ただ、夏ごろに宇和島で行った凸凹神社の圧倒的な資料数に比べると、かわいいものに感じる。
とはいえ、ここぞとばかりにエロスに特化した空間は、じゅうぶん楽しめる。


【土産】
帰りは、道の駅や特産品屋をめぐって、お土産をあさる。
玉ねぎはもちろん、玉ねぎスープ、ふし麺、さつまあげ、わかめ、等々。
誰かへのお土産ではなく、家での食材ばかりである。

お土産はたいがい旅行で買うが、ここまで大量に買うことはない。
淡路島は、まさしく食材のパラダイスである。