キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

遠い買い出し、淡路島~前編~

自転車で旅することをやめてからだろうか。
毎年のように足を運んでいた淡路島が、少し遠く感じるようになったのは。

そんな淡路島に、先週末は車で行ってきた。
自転車やキックボードでまわるのが常だったのに、やたら島が狭く感じるのは、言わずもがな。


【To淡路島】
午前7時に出発し、高速道路で淡路島へ。
ふだん走りなれない高速道路は、これ以上にないプレッシャー。
絶えず、手のひらに汗がぐっしょりにじむ。
無事に着いたことは、奇跡としか言いようがない。


【淡路島カレー】
はじめに寄ったのは、淡路島の南にあるモンキーセンター。
サルなどには興味がなく、ここに併設されている食堂がめあて。

ここの「淡路島カレー」は、しっかり煮込まれた淡路産たまねぎが甘みを強調し、あとから香辛料の辛みがしっかりくる。
歯ごたえたっぷりのたこフライ、甘みしっかりたまねぎフライも乗ってて、1,000円は決して高くない。

いろんなカレーを食べてきたが、今のところここが一番である。


【沼島】
腹を満たしたあとは、淡路島の南部に浮かぶ小さな島、「沼島」へ。
港町の生活感あふれる雰囲気が、あいかわらずたまらない。

この島では、島一周に置かれた88体のお地蔵さんをめぐる、ミニ遍路が設置されている。
昔、夏場に行って尋常ではなくバテた経験はあるものの、この涼しい季節に再チャレンジすることに。

はじめの10体は住宅地にあるのだが、以降は島の山奥、ハイキングコースに並べられている。

きつい!
とにかく登り坂が急で、えんえんと続く。
前回バテたのは、夏の暑さによるものではなかったようだ。

30番くらいは順調にまわったのだが、以降はお地蔵さんがいくつか見あたらない。
草が生い茂って隠れているのかも知れないし、倒壊してなくなっているのかも知れない。
番号が飛んでしまったことと坂のきつさに、島を半周したところでギブアップ。

以降、島をぷらぷらしてから淡路島へ戻る。


【南淡路ロイヤルホテル】
夕方は、南淡路ロイヤルホテルへ。
ゴージャスとしか言いようのないたたずまいのホテルへ、当然泊まるわけはない。
日帰り温泉をしているとのことで、寄ってみたのだ。

露天風呂はバリケードが多く、せっかく小高い岡の上にあるというのに、景色が楽しめない。
お湯は無色透明で、のぼせる感じもなくよい感じ。

温泉そのものより、ほんの1~2時間でも、このホテルの宿泊客気分が味わえたことが何よりの収穫である。


【福良館】
そしてお宿へチェックイン。
ウィークリーマンションとしても稼働している、福良館。
気さくな宿主さんのトークに癒され、コーラとかっぱえびせんをサービスでいただく。
建物こそ古いながらも、和室6畳は決してせまくなく、1人4,000円という値段には満足。


【とっくり】
夕食は、宿主さんがゴリ押しする「とっくり」という居酒屋。
安くておいしくて、とにかく人気店だとのこと。

しかし行ってみると、フツーに空席あり。
ゴリ押ししたのは、オトナのルールというやつなのか?

料理はめちゃくちゃ安い、とはいえないものの、いずれも新鮮でうまい!
ポテトフライみたいに定番メニューが少なく、焼き魚や煮魚などがその日により変わる、とメニューに明記されているあたり、鮮度のこだわりがうかがえる。
まぁ、満足。


そんなこんなで、1日目終了。
行きたいところにすぐ移動できる、車というものの利便性に、今さらながら感激である。