キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

サラリーマンプロレス

大阪駅前ビルを堪能した土曜日の、夕方。梅田の繁華街を抜け、古く小さな研修センターへ。会議室へ入り、いちばん前の席へと座る。あいかわらず、目の前にあるリングの手作り感がたまらない。というわけで、「関西国際プロ・レスリング」を見に行った。今回が2回目である。2回目でありながら、もう何度も来ている感覚に襲われるのは、よほど前回の試合にインパクトがあったためか。 あいかわらず、試合前から途切れないリングアナのMC。あいかわらず、ローカルながらも完成度の高い映像。あいかわらず、1杯300円という安さの生ビール。唯一前回と違ったのは、会場を撮影するカメラが1台多かったことだろう。しかも、かなり大きめ。よりによって、こんな場所にもっとも似つかわしくない、子音のみで綴られた3文字のアルファベッド。何でも、番組でこのプロレス団体の特集を組むそうな。まぁ、団体の人みんなが、平日サラリーマンという覆面をかぶっているわけだ。番組のネタになっても、おかしくはない。 試合は、相変わらず見応えあり。今回やたら場外乱闘が多く、目の前で見るどころか、軽くぶつかられるほどの臨場感を味わえた。取材に来たテレビ局をネタにした技であったり、容姿であったり。細かい部分までもエンターテイメントを盛り込むあたり、とてもシロウトの技とは思えない。 鼻血による流血でリングが血に染まるアクシデントがあったり、最終試合の結果はやや出来レース感があったりもしたが、今回もじゅうぶんに楽しめた。年内にもう一度あるらしいので、予定さえあえばまた見に行きたいものだ。ちなみに、テレビ番組は明日の朝7時半くらいからの放送らしい。ちょろっとでも自分自身が映り込んでいることを、ひそかに期待していたりする。