キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

泣き寝入り

言葉だけでは、説明しにくいのだけれど。


まずは、道の話。
県道から我が家に来るためには、
(1)県道
(2)細い道
(3)住宅用の道
と、3段階の道がある。

(3)に至っては、車がすれ違うのがやっとの幅である。
また、すぐに行き止まりになっていて、住民しか使わない道となっている。


次に、駐車場の話。
(3)の先は、高台になっており、近所のグランド専用の駐車場になっていた。
この駐車場へ行くには、(1)を通る。


ここで本題。
このグランド専用駐車場が、大規模な住宅地となるそうな。
で、まずは高台を平地に戻すべく、高台の土をすべて取り除く工事が行われるそうな。
問題は、その土を取り除くために、行き止まりの通路をぶち抜いて(3)の道を往来するということ。

いやいや、ダンプやで。
(1)の道使えよ。
といいたいところだが、駐車場の土地の一部が誰かの私有地で、その私有地の人間がダンプの通行をNG出しているそうな。

行き止まりになっている通路は、すでに買収済み。
道路の通行許可は、市役所が勝手に許可を出したそうな。

何でも、砂をのける作業だけで4ヶ月。
毎日毎日、家の前の狭い道を、ダンプがひっきりなしに往来するのである。


上記のようなことが、住民への説明もなく、住民の了承もない状態で、すでに決議されていたのだ。
で、すべての段取りが決まった状態で、先日ようやく説明会が開かれた。
住民一同は反対であるが、市と交わされた契約書をちらつかされては、こちらはただ泣き寝入りするしかない。

あと補足として、市としても(3)の道路は市の管轄する道なので、工事車両が通行することに何の問題もない、とのこと。
連日、夜中に住民で集まって阻止すべく話し合っているが、どうやっても突破口がない。

洗濯ものが砂まみれになるやろうなぁ~。
ミゾつまりまくるやろうなぁ~。
住宅できたら、車の往来も増えて住みにくくなるやろうなぁ~。


権力による不条理というものを、こうも身近で味わうということは、めったにないこと。
考えれば考えるだけハラたつことは知っているので、ただただ権力にひれふすしかない。