キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

大阪ディープスポット♪

大阪という街そのものがディープだ、と世間では思われがちであるが、意外にもそんなことはない。
しかしながら、確実に独自の文化を突き進んでいる場所はある。

その中でも、最近になって「ディープスポット」として名を連ねている、天満へと日曜は行ってきた。


といっても、そもそもの目的はフリマである。
天満のそばへ寄るついでもあり、たまたまフリマがあるという情報を見つけたので、行ってみたのである。

ぷららてんま」という、駅前にあるスーパーのような建物の周囲に、ブースが並んでいる。
えっ、こんな小規模?
事前にホームページで調べたときは、けっこうな規模やと踏んでいたのに。

とはいえ、業者がほとんど入ってなかったので、それなりに楽しい。
ブースを出している人の生活臭や、どこの店でも今さら売ってないシロモノをチラ見するところに、フリマのおもしろさを感じるので。

途中イベントブースでは、大道芸が行われていた。
ふだんサラリーマンしている人が趣味でやっている、というテイで話していたが、確かにクオリティがイマイチ。
芸がどうこうというよりも、やはりトークで常に場をつなぐという基本的なところがしっかりしていないと。
ってすいません、大道芸も大好きなもので。


ぐるっとフリマを見終わり、なにげなしに「ぷららてんま」の施設内へ。

えっ、何ここ?
スーパーだと思っていたそこに広がる風景は、市場そのもの。
魚介類をはじめ、昆布だの調味料だのお肉だの、専門店がぎっちり入っている。
建物の外観とのギャップが、何より驚きである。

不思議なもので、見てまわると、ついついあれこれ買いたくなる。
そして、できもしないくせに「料理したるっ!」という気持ちになる。
手を伸ばしたいものがたくさんあったのだが、今から用事があるのに持って歩けないので、泣く泣くパス。


建物を出てからは、暗く狭い路地に店舗がぎっちり詰まった場所を抜け、天満橋商店街。
言わずもがな、日本一長いという商店街は、まったくもって終点が見えない。

そして、閉まっている店舗がほとんどなく、大盛況である。
不景気だといわれるこのご時世でも、こうして商店街がにぎやかというのを見ると、まだ日本は大丈夫だという、わけのわからん安心感を覚える。

お昼は、お寿司。
1貫75円というリーズナブルなお店は、まわってくるものではなく、職人さんがにぎってくれるシステム。
注文してから出てくるまでに時間がかかる、というもどかしさはあれど、ネタがとにかく新鮮でうまい!
最近では、まわるお寿司のネタもクオリティが高いけれど、まったくメじゃない。

ちょっと暗めの照明も、時間を忘れるというか、異空間にいる感じがして、ステキである。
そらぁビールも進むよ。


来たことはあったが、こうしてがっつり歩きまわったのは、はじめてかも。
昼からやってる飲み屋さんも、気になる。
これは個人的に、とても相性のよい街である。
こんな場所で遊ばなかったことが、悔しくてたまらない。

といって、通いづめたいというほどでもないが。