キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

走る男K

前へならえが、昔からニガテである。
どうしても、人が向いている方向とはズレた場所を目指したくなる。
そのあたり、キックボードで旅をしたりすることあたりで、明白であろう。

しかし、今まで毛嫌いしていた、いわゆる流行だのメジャーだのいうことに対し、歩み寄りをこころみている。
会社でのテニスなんかが、好例である。
毛嫌いだけで自分の行動範囲を狭めるのは、あまりよいことではない。


そんなことを思えるようになった矢先、昨年末あたりに、1つのイベントを耳にした。
「交野マラソン」。
うちの地元で、マラソン大会があるらしい。
地元だけで盛り上がるものではなく、元阪神の赤星もかんでいるという、ちょっとした本格的なもの。

マラソンという競技も、毛嫌いしていた種目の1つ。
もしやるとすれば、相当何かしらきっかけがほしいところ。
そういう意味では、このマラソン大会は、うってつけのきっかけである。

ちなみに、コースは10kmで、100分という制限つき。
この時間がどんなもんなのかがわからないが、少なくとも10kmは、体力的には完走できる時間がある。
時間のある限りキックボードを1日けり続けられるのだから、自分のペースさえ保てれば、造作もないこと。

不安要素としては、やはり脚。
ヒザはふだんからもう痛いし、走るとなるとキックボードとは比較にならないくらい、ダメージが強い。
こればかりは、きたえようがない。

何はともあれ、格好のチャンス。
今すぐやると心臓がヤラれるだろうが、2週間あれば体も作れるだろう。


・・・と思っているうちに、つい先日定員オーバーにより、募集終了。
もちろん、エントリーはしていない。

だってね~、開催が3月やもん。
寒いわ!
体作ってるうちに、闘争心が萎えてまうわ!

まぁ、マラソンのことを耳にしたその日にエントリーしなかった時点で、こうなることはわかっていた。
根性なし、ではない、ただ寒いのがニガテなのだ。
逆に8月の真夏どまんなかなら、迷わずエントリーしていただろう。
キックボード旅と重ならん限り。


こうしてまた結局、前へならえができないままでいる。