キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

大正焼肉会

前日の、長時間の飲み会でほとんどダウンしていた、日曜日。
夕方から大正に向かい、あつしご夫妻とその友人もろもろで、焼肉を食べに行った。
「規制が入る前に、生肉食うぞ」というのが主旨である。

駅からバスで移動し、住宅地へと入る。
「こんな場所でええのん?」と思いつつ進むと、ひときわ派手なネオンが光る店舗、「味力」がある。

入るなり、やたらテンションの高いオヤジさんが、やたらマシンガントークをくり広げてくる。
よほど味に自信があるのだろう、肉に対するPRがすさまじい。
5分以上におよぶ独演会が終わってから、ようやく注文をして、乾杯。

「今からこれ切るから」と、キッチンからオヤジさんが持ってきたのは、でかい肉片。
しっかり脂ものっていて、シロウトでもそれが、上質なものとわかる。

肉が出されてからは、肉の焼き方についてのレクチャ。
肉を網に置いてからは、4~5秒でひっくり返し、それを4~5回繰り返す、とのこと。
そうすることで、肉汁を保った状態で食べられるそうな。

一同、肉に集中するため、言葉数も少なく真剣に肉に向き合う。
そして食べた肉は・・・極上!
焼肉というより、ステーキを焼いて食べているようなジューシーさ。
1人3,000円でお肉をお任せしたのだが、「普通なら4,000~5,000は絶対する」というオヤジさんの主張も、うなずける。

残念ながら、このお店のウリである「生レバー」は品切れ。
ガッカリしながら、「あぶりユッケ」なるものを注文。
すると、ふだん見慣れている生ユッケが出される。
「あぶってくださいね~」というテイで、そのまま食べられるそうな。
なるほど、こういう規制の裏口もあるのか。

最後のシメは、アキレス入りの「コラーゲンスープ」。
トゥルントゥルンのアキレスは、4日かけて脂をほぼすべて抜いてるそうで、なるほどぜんぜんしつこさがない。
スープも雑みのない味で、シメにはもってこいだ。

これだけ食べて、1人あたり5,000円以内というのは、安すぎる。
ぜひとも今度、名物の生レバーを狙って再訪してみたいものだ。