キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

しるしる、ビール

そこに足を踏み入れたとき、気分は最高潮に達する・・・はずであった。
まさかの疲労感を、ただガマンしながら、自分を誤魔化すしかない。

というほどおおげさではないが、ビール工場に着いたころには、極度の眠気に襲われた。
だいたい昼から飲んだときは、いつもこんな感じ。
きっとカレー食べてからの満腹感も、それを助長したのだろう。

そんなゆる~い時間を過ごした、土曜日の日記の続き。


ビール工場での見学は、ウィスキー工場とテイストが違う。
ウィスキー工場では、同行するガイドさんが100%口頭で説明してくれるのに対して、ビール工場では半分ほど映像。
映像のせいなのか、はたまた製法が複雑なのか、作り方が全然頭に入らない。
こんな難し~い工程ふんで作られたものを、ふだんガブガブ飲んでいることに、ちょっと申し訳なさを感じる。

見学後は、やはりビールの試飲!
20分で、ビールを1人3杯まで。
あらかじめ配られるアテでは足りないことは知っていたため、こっそりお菓子も忍び込ませながら挑んだ。

が、飲めない!
昼から飲んで、その後間が開いたせいもあるが、何よりカレーの大盛りが失敗。
見る見るふくれあがるお腹をごまかしながら、ギリギリでノルマの3杯を飲みきった。


そこから大阪へ行き、晩飯のつもりだったが、やはりお腹がぜんぜん空かない。
時間つぶしに、カラオケを2時間はさんでの居酒屋。


お店は、「鶏鳥kitchen ゆう」という焼き鳥屋。
以前、徒歩くんに教えてもらったお店である。
土曜日だというのに、お店は一杯!
ちょうどいいタイミングで入れたながらも、「混んできたら2時間まで」と念押しされるほど、人気店だそうな。

今回まず頼んだのが、ダチョウのユッケ。
ゲテモノは嫌いであるが、メニューの写真がどうしてもおいしそうに見えたので、迷わず注文。

出てきたお肉は、一見牛ユッケ?と思えるほど、鮮やかな赤身。
なんでも、鳥で赤身の肉は珍しいそうな。
ダチョウって大きいので淡白な味かと思いきや、意外にしっかりとした味と、やわらかさ。
甘辛いタレの味付けも絶妙で、昼から飲み疲れているはずが、次から次へと箸が進む。

もう1つ良かったのは、つくね
いろんな味付けの盛り合わせを頼んだが、どれも個性があり、楽しめる。
味もさながら、何より印象的なのは、やわらかさ。
つくねといえばゴツゴツしたイメージであるが、5回もかめば口の中でとろけるほど、とにかくやわらかい。

何でも、タマネギを大量に混ぜ込んでいるそうな。
なるほど、つくねというのは、個性の出しにくい焼き鳥メニューの中でも、ひときわオリジナリティを出せるものなのか。

忙しいにもかかわらず、お酒のオススメやメニューの質問をすると、必ず立ち止まって、にこやかに説明してくれる店長さんがいちばんの魅力。
本当に名店といえるお店っていうのは、味もさながら、接客も大事な要素だなと痛感する。


とまぁ、なぜか工場より焼き鳥屋の描写が長いことは気にしないフリをしてください。
工場見学は無料だし、手土産もある。
そして昼から、無料でお酒が飲める!
これなら毎月行ってもいいくらい、オススメのプランである。

行きたい方は、なんぼでも企画しますので声かけてくださいませ♪