キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

シルシル、ウィスキー

交流をはかるための、人と人との潤滑油として楽しむ。
または、本来のその味を、純粋に楽しむ。

お酒の楽しみ方の多くは、この2点によるものである。
そしてここに、「知る」という楽しみ方を加えるのも、面白いものである。


土曜日は、お昼前から京都は山崎へと足を運んだ。
肥後橋で飲もう!」のスピンオフ企画で、サントリーのウィスキー工場とビール工場をめぐった。
個人的には、この工場めぐりは2回目であるため、工場に関する詳細な記述は今回省略する。
知りたい方は、今年5月あたりの日記をあさっていただきたい。

ざっくり日程を説明すると、正午にウィスキー工場、午後3時半にビール工場と、ともに場所が離れている2つの工場を見学ということとなった。


まずは、ウィスキー工場。
ガイドさんに従い、工場の中を散歩。
すごい、半年前にけっこう真剣に説明聞いたはずやのに、ほとんど忘れてる!

あと、工場の匂いも前回とは違う。
その日により発酵の具合が違うらしく、匂いが異なるそうな。

そして最後に、20分の試飲タイム!
山崎10年、山崎12年、白州が飲み放題である。
ウィスキーそのものもさながら、ここで使っているソーダの気泡がキメ細かく、ハイボールが店で飲むより飲みやすい。

いえいえ、意外にもここに来た目的は、試飲ではないですよ。
見学後の有料バーで出してもらえる、山崎18年が飲みたかったのだ!
口当たりのまろやかさと、飲んだ後に広がる燻製のような香りは、ウィスキーに興味のない僕が唯一好きになれる味。
ちびちび飲んだつもりが、ついつい2杯も飲んでしまった。


ほろ酔い気分で、長岡京駅へ移動。
午後2時をまわった時間というせいか、ランチを出しているお店が、なかなか見つからない。
そんななか、MACOという喫茶店に入る。

アジアンというかエスニックというか、喫茶店というよりは、どこか異質な空間に迷い込んだ感覚に襲われる。
楽器やらアンティーク雑貨やら、完全にマスターの趣味なのだろう。
そこでいただいたカレーが、実に魅力的であった。

「カレーなんて、誰でも作れる」という発想は、メーカが調合したルーがあってからこその話。
スパイスから自ら調合している手作りだからこそ、そこに個性が生まれ、印象が脳裏に焼きつく。
カレーなんて、誰でも作れるようなものではない。


・・・あまり日記をわけて書くのは好きではないが、思ったほど長くなりそうなので、続きはまた明日。