風呂上りは、放っておけば5分で乾く。
寝グセがあっても、軽く濡らせば勝手になおる。
シャンプーやリンスは、ハミガキ1回分のハミガキ粉くらいの量があれば、事足りる。
そんな短髪のメリットが、もはや過去のことと思え始めた。
いよいよ、である。
髪が伸びた。
自分だけでなく、他人からも指摘されるくらい、完全にイメチェンした。
何が「いよいよ」かというのは、特に意味はない、ただの言葉のアヤだ。
お恥ずかしながら、今の髪の長さになったのは、物心ついてからはじめてである。
はじめての経験に、戸惑うこともある。
まずは、散髪のサイクル。
短髪だと、たいがい頭の側面あたりが雑草のように伸び、完全にヘアスタイルとして成立しなくなるので、切りどきが視覚的にわかる。
しかし今の髪型だと、何をもって切りどきなのかが、よくわからない。
今まで散髪は1ヶ月周期だったのだが、現時点でもう1ヶ月半くらい行ってない。
耳まわりや首まわりに、髪がはりつくような違和感があるが、これが切りどきサインなのか、ただ伸びたからそうなったのかがわからない。
あと、日常の前髪。
休日家にいるときとか、風呂上りとか、前髪がおでこにかかるのが厄介である。
やっぱり髪が伸びたら、男でも髪留めみたいなの使ったらいいのかな?
髪留め使ってる人は、どんなん使っているのだろうか?
多分、いずれも人それぞれのルールがあるのだろうが、いかんせんはじめてのことなので、ルールを作るノウハウがない。
あと、どこまで髪を伸ばそうとか、染色やパーマとかやったらどんな感じなんだろうとか、それこそ自分のさじ加減の部分に無頓着である。
髪の長さやヘアスタイルって、みんなちゃんと自分で調べて、それを的確に美容師さんに伝えるという行為をしているのだろうか。
染色やパーマしよう、ってタイミングは、どこではかるのだろうか。
特に染色やパーマなんて、はじめてやったときは、どんな心境でどんなきっかけでやったんだろうか。
とりあえず、ハゲる前にいろんな髪型に挑戦してみたいな~、とは思っている。
今まで、ずっと単調やっただけに、余計にね。
ハゲたら、迷わず坊主にする、と昔っから心に決めているし。
往生際の悪い髪型ほど、見苦しいものはない。
とか言いつつ、往生際の悪い髪型をしてたら、この日記を見せながら指さして笑ってください。