キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

信用できないブランド

特定のブランドがどうこうでなくて。
最近の、ブランド志向に思うこと、あれこれ。


モンドセレクション
先日、ワンカップ大関のCMを見て、目を疑った。
モンドセレクション金賞受賞」。
1本あけたら、間違いなく次の日残る二級酒が?

そもそも、モンドセレクションて最近、何でもかんでも受賞してない?
ちょろっと調べたところ、審査対象品の5割以上が日本からの出品で、8割が入賞しているらしい。
ってことは、めちゃくちゃハードル低いのでは?
金さえ払えば買える、ブランドみたいなものなのかな。

特定保健用食品
モンドセレクションのことを考えていて、脳裏をよぎったのが、特定保健用食品
いわゆる、トクホ。

トクホについては、僕は絶対に買わないようにしている。
値段が他の製品より割増なのは、主成分が高いのではない、審査に要する金が高いのだ。
審査に要する金は、つまり厚生労働省へと飲み込まれる。
つまり、トクホを買うことは、おエラいさんへ献金しているということなのだ。

・・・というのは、どこまでホンマかわからん、あくまで僕の主観。
だってねぇ、科学的根拠が怪しいもん。
「健康エコナ」で問題が発生した時点で、完全にトクホの信頼性は崩れた、と思う。

世界遺産
モンドセレクションの話で「なんでもかんでも受賞」と書いたが、それに似たのが、世界遺産
日本だけに限定しても、毎年2つも3つも認定されては、どんどん数が増えていく。

世界遺産に認定されたいがために、周辺を整備することで、周辺の景色や環境が変わる。
世界遺産に認定されると、人がわっと集まり、今まであった風情を失い、ゴミが増える。

・・・というのは、またしても勝手な主観である。
しかし、熊野古道がいい例で、風情の一部であった「石段についていた苔」が、人増えたことで見事にはがれたらしい。
当たらずとも遠からず、と思っている。

「遺産を守りたい」という本当の目的が、「人集めて稼ぎたい」という欲に押されて、本当の目的が飲み込まれているような気がする。


ブランド志向を、決して否定はしない。
ただそこに、本当に根拠があるのか、本当に魅力があるのか。
ちゃんと見極める目を、忘れてはいけないと思う。


あかん、たまに堅苦しいこと書いたから、ただでさえ痛い肩が、よけいに痛くなってきた!
慣れないことは、するもんやないね。