キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

最高の結婚

寝不足を抱えて挑んだ、結婚式。
ひとえに、自分の準備不足の悪さによるものだ、誰にも文句は言えない。


土曜日は、学生時代の友人・作三の結婚式であった。
一時期、やたら結婚式に呼ばれる時期があったが、本当に久しぶり。

まずは、挙式。
教会という、神聖ながらも不自然な場所に踏み込むのは、おそらく人生ではじめて。
終始落ち着きのない新郎と、終始なぜか笑いっぱなしの新婦を見て、笑いをこらえるのに必死であった。
と同時に、自分もあそこに立てば、必ず新郎と同じ状況になるなと確信が持てた。


無事に挙式は終わる、のは当然であるが、続いて披露宴へ。
まさに、僕の寝不足の原因である。

作三に、スピーチを頼まれていたのだ。
しかも、友人代表として。
結婚スピーチなんて、はじめて!
何しゃべったらええのん?

本来なら、何日も前から考えておくべきなのだが、飲み会やらテニスやらが入って、なかなか時間がとれなかったのだ。
まぁ、時間があったところで、集中してできたか疑問であるが。
あれよあれよと時間は経ち、気がつけばスピーチ前日に考えることとなった。

いかんせん、学生時代から最近飲み仲間になるまで、10年以上ものブランクがあるのだ。
となると、学生時代、しかも中学生時代のことを思い出さなければならない。
悩みに悩んで仕上がったのは、夜中の1時過ぎ。
練習もできず、ほぼぶっつけ本番ということになった


披露宴がはじまり、作三の勤め先の社長のスピーチ→ケーキ入刀→歓談と、思った以上にじらされる。
ただただ緊張するばかりで、目の前にそろう酒や料理に、一切手をつける余裕がない。

で、いよいよ僕の出番。
まずは、緊張をほぐす僕なりのおまじない「でっかい声出す」を実践。
場はやや盛り上がったが、緊張をほぐす効果がない。

っていうか、何でこんな緊張してんの?
人前は平気やなかったっけ?
本当に、自分でビックリするくらい、とにかく最後まで緊張しっぱなしであった。

自己採点でいえば、20点。
ホンマもう、「人前は平気」なんて言葉、使わんようにしよ。

0点でもいいのにあえて点数がプラスなのは、大爆笑が取れたからである。
1つは事前に用意していたネタ、もう1つは僕より前にスピーチした社長のテンドン。
いずれも、自分でも納得できるくらい“間”がよかった。

そこからは、ようやく開放されて、がっつり飲んで食べて。
途中、テーブルにあいさつに来る作三の弟と妹は、昔からの顔なじみである。
昔よりしっかりした弟と、昔とぜんっぜん変わってない妹との会話も、楽しかった。


そこから2次会、3次会と続いて、無事帰宅。
昼から飲んだため、やはり途中からテンションがもろに下がったが、まぁご愛嬌。
とにかく、料理もおいしかったし、最高の結婚式だった。

作三、奥さん、ほんとおしあわせに!
近所やし、しょっちゅう遊び行ってやるからなっ!
邪魔してやるからなっ!