キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

カタノノモ2011.5

実家暮らしで、田舎暮らし。
そんな僕が唯一、終電を気にせず飲める場所。
といえば、当然地元ということになる。

ここ1~2年で、すっかり飲み仲間という形で固定した、ゴンタと作三と3人で、金曜日は地元で飲んだ。
3月にも同じく地元で飲んだし、4月は花見したしで、うれしいことに毎月恒例行事となっている。


ゴンタは、花見で脚を剥離骨折。
作三は、7月に控えている結婚式の準備。
僕は僕で、GWにキックボードで紀伊半島一周。

三者三様、それぞれ1ヶ月でイベントごとを経験している。
当然ながら、話題が決して尽きることはない。

それにしても、毎回みんな泥酔ぎみに飲むというのに、前回飲み会で話したことを、よく覚えている。
「その話したっけ?」と僕自身が話したか覚えてないことでも知っているので、なかなか恐い。
めったなことは言えないものだな、と思いつつ、別に隠すようなこともないが。


ちなみにお店は、駅前の「ふる里」というお店。
少なくとも、僕が高校生のころにはあった、かなり古いお店である。

ところどころ内装は改装などで努力していることが見受けられるが、やはりところどころに年式を感じさせる。
テーブル席で店員を呼ぶときに、「ピンポン」が玄関に設置するのと同じ原理・音で、しかもどのテーブルが呼んだかという、判別がつかない。

いちばん年式を感じるのが、店員さん。
と言えば失礼かな?

ホールは2人くらいのおばちゃんでまわしているが、基本タメ口。
都会の居酒屋では、絶対に味わえない感覚。
少なくとも、無愛想でやっつけでやってるチェーン店の店員より、100倍は心地よい。

メニューは、まぁ居酒屋メニューで想像するようなものが、たいがい置いてある。
ホワイトボードに書いているおすすめメニューも30種類と豊富!
であるが、売り切れている確率がかなり高い。
それをホワイトボードから消さないあたりにも、ただならぬ愛嬌を感じる。

料理は、基本ハズレがない。
特別「食材にこだわってます!」的な高品質ではないが、決してチェーン店の「レンジでチン」の貧弱さではない。
強いていうなれば、限りなく“おふくろの味”に近い、といったところか。


3人で4時間、けっこうなペースでビール飲んだはずやのに、1人5000円という安さ!
トイレですれ違う人らが、みんな友達みたいな雰囲気で話してくれたりして、ほんまに最高の飲み場である。
いつもなら、ここから2次会・・・と流れるところだが、僕以外の2人が翌朝から遠出らしく、泣く泣くお開き。

最近は交野も、個人経営の飲み屋がポツポツと増えているらしい。
そういうお店を1つずつ、このメンバーでまわってみたいな、というのが僕のささやかな希望である。
そのためにも、やはり月イチの恒例イベント化ってのを実現したい。
地元やから、そらもう長いこと続く間柄やろうし。


こんなことを思っているとき、結婚とか子どもとかいう概念がまったくない自分に気がつく。
3人でそれぞれヨメ子ども連れてBBQ、なんてイベントをしようにも、僕だけ1人やとみんなが気ぃつかるやろうからね。
せめて彼女から、いよいよホンマに考えな。