キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

サントリー工場見学を2本

昼から酒を飲むという行為は、酒飲みなら誰しも好きな行為である。
好きでありながらも、なかなか実行にうつすことが少ない。
おそらくであるが、その行為に何かしら罪悪感のようなものを、潜在的に感じているのかも知れない。

であれば、「飲む理由」さえ作ればいいのである。


日曜日は、マッキーナ&あつしくんと3人で、工場見学へと向かった。
場所はサントリー
そう、工場見学の最後にある「試飲」という名のもとに、集結したわけである。

当初は、ウィスキー工場のみ見学するつもりであった。
が、それでは時間が余りすぎるとのことで、ビール工場をも行くことに。


【ウィスキー工場】
大自然に囲まれた、ウィスキー工場。
テレビによる工場見学ブームにあやかってか、参加者はめちゃくちゃ多い。

ウィスキーができる工程を説明しながら、各工程の現場を見学する。
移動するたびに、ウィスキーの香りが強くなるのが、酒飲みの心をもてあそぶ。

印象的なのは、ウィスキー貯蔵庫。
整然と揃えられた樽が、わんさかと並べられている。
その光景もさながら、1つずつ大きさ・年式・樽の木の種類が違うということは、驚き。
深呼吸するとむせかえりそうな強い酒の香りも、ウィスキーという飲み物の奥深さを感じられる。

お待ちかねの試飲は、山崎10年ハイボール・山崎12年水割り・白州10年ハイボールの3種類。
なるほど、年代・種類により、味が全然違う。
一応おかわり自由であるが、そんながぶがぶ飲むようなものではない。
山崎12年をロックで出してもらい、「やっぱロックはキツいわぁ~」と後悔しながら見学は終了。

見学後は、100種類以上のウィスキーが、有料ながら安価で飲めるテイスティングカウンターへ。
ここで、あつしくんおすすめの山崎18年を注文。

うまっ!
口に含んだ瞬間の上品な刺激と、舌を転がったあとにブワッと広がる、燻製を思わせる香り。
酒は香りを楽しむもの、という言葉を何となく知っているが、ここまで明確に香りを感じたのは、はじめて。


【ビール工場】
意外にも市街地の一角にある、ビール工場。
こちらも見学者は多いが、さっきが高齢者男性が多かったことに対し、こちらは若者が多い。

なるほど、ビールってそうやって作られるのか。
アナウンスと映像を使った説明は、本当にわかりやすい。
ただ工場が動いてなく、リアルな工場の稼動が見られなかったことが残念。

試飲は、モルツとプレミアムモルツが用意され、1人3杯まで飲める。
樽詰めしてすぐのものを出しているのか、お店で飲むよりもおいしい!
2種類を並べて飲み比べると、ダントツにプレミアムの香りが強いことがわかる。

こっそり4~5杯飲んでやろう、と思っていたが、30分という限られた時間に、そうそう飲めるものではない。
ここはおとなしく、ひと口ずつをしっかりと味わった。


駅でいえば、2つの工場の距離は、わずか1駅。
ネットで予約可能で、ホームページ上のクーポンがあれば、さらに手土産もいただける。
それでいて無料、である。

少なくともお酒好きであれば、この「はしご見学」プラン、強くおすすめする。