キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

動物パラダイス!信楽

土曜日、アウトドア仲間と3人でドライブ。
もちろん行き先は万人ウケしない場所であるが・・・その話はおいおい。

途中に昼食がてら寄ったのが、京都は信楽のまち。
言わずと知れた、たぬきの焼き物「信楽焼」で有名な場所である。
イムリーにも、本日の水戸黄門の舞台でもある。


国道沿いの、いのしし肉を扱っている肉屋に立ち寄った。
ガードレール沿いに、いのししの皮を無数に並べてあることが印象的。
よくよく見ると、1匹ずつの皮の隣に、何やら看板がある。

猪の死因・体重・ハンターの名前が書いてある。
のだが、この死因がビックリするほどシュール!
時事ネタあり・国際的問題発言あり・シモネタあり。
きっと高齢の漁師さんが考えている、ということを考えると、見るごとにシュールさが濃くなってくる。


店内は、いのしし肉をはじめ、鹿肉・熊肉などレアな肉が置いてある。
また、野菜も置いてあり、安いものはとことん安い。
その奥には、なぜか骨董品が、けっこうなスペースとって置いてある・・・

夜用の鍋の野菜を買い、少しお店の人と談笑。
すると、突然の寄声!

野生のサル。
しかもでかい。
店の天井に突如あらわれたかと思えば、こちらをものすごい勢いで威嚇してくる。

店の奥にいた、おそらく店主のおじいちゃんが、飛び出してきて威嚇し返す。
いやいやアンタ、僕らの接客んときは腰を浮かさんかったのに、そんな元気あったんかいな。
サルが姿を消すと、さらに店主は、店の奥からおもちゃのピストル(パンって音なるやつ)で威嚇。
おじいちゃんとピストルのマッチングが、これまたシュールである。


サル騒動がひと段落した、と思えば、再度サルが登場。
いつの間にやら集まっていた常連さん(漁師さん?)が一丸となり追い払い、サルは道路下の田んぼへと逃げていった。

そこで再登場が、店主。
今度はメガホンを持ってきて、サルを威嚇。
しかもなぜか、「戻ってこい!」と叫んでいる。


一連の光景が、「田舎の交流」を感じさせつつ、日常とはイレギュラーな光景であり。
とても不思議な気持ちであった。

おかげさまで、ホンマに書きたかった別店の「猪焼肉定食」のおいしさを書く時間がなくなってしまった。
少し書いとくね。
おいしかったよ。
終わり。