遊びの予定がある日は、たいがい朝早くても比較的ぱっちり目が覚める。
が、土曜日は起きられたことが奇跡、と思えるほど目覚めが悪かった。
さすがに2連チャンの飲み会に、対応できない年齢になったようだ。
アウトドア仲間のあつし君率いる、「チーム斗徒路」(勝手に命名)。
ネイキッド、オフロード、アメリカン、スクーターと、見事なまでに統一感のないチーム編成である。
市街地を抜け、丹波篠山へ。
丹波といえば、黒豆。
まさに黒豆が収穫ピークで、道のいたる場所に黒豆の販売所が出ている。
だいたい600円が相場なのだが、基本は店ごとにバラバラ。
統一したらええのに。
途中、道の駅へ寄る。
玄関先に、発砲スチロールでできた、完成度の低い栗のキャラオブジェ。
「マリオに出てくるあいつみたいやね」と言いながら近くの説明看板見ると、あいつと名前がどんかぶり!
もっと考えようよ。
ここでは「やぎヨーグルト」なる、飲むヨーグルトを購入。
かなり濃コクな舌触り。
しかし個人的に、強い酸味と、獣臭がちょっとニガテだった。
篠山城へ到着。
バイクを置いて近くを徘徊しようとしたところ、お祭がやっているのを発見。
「丹波篠山味まつり」という名前のとおり、盆踊りのようなブース設定で、各テントで名産品が売られている。
ゆるキャラのぬいぐるみが3体と、それぞれ横に観光大使のおネェさんがついて、歩いていた。
「人形やなく、おネェさん撮らせて」と、冷やかしともナンパともとれる発言に、嫌な顔1つせず応じてくれたあたり、プロ意識を覚える。
プロといっても、たぶん本業はまた別でやってるんだろうけど。
昼食前やから食べるのガマンしようか。
と思っていたが、一同ガマンできず、結局1人1~2品を買い食い。
そらぁ、こんな雰囲気やったら、食べてまうて。
さらにバイクで移動し、いよいよ今回のツーリングのメイン、猪肉。
基本的に、猪肉は固い。
しかし、安い牛肉や豚肉などと違い、ジューシーさのある固さである。
固いので口の中で多めに噛む必要があるのだが、噛めば噛むほど、肉の味が引き立つ。
口の中から肉がなくなったころには、ついつい箸が次の肉を求める。
とにかく、中毒になりそうなうまさである!
他のおかずも量が多く、1800円という値段設定が、決して高いと思えない。
満腹後の帰路は、とにかく眠い!
1回だけ、本気で記憶が飛んだ。
大阪に午後4時前に到着してから、いったん解散。
「いったん」という修飾語があらわす意味は、まぁおおよそのご期待どおりである。