キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

テッチャン妄想

先日の旅では、まーくんから譲り受けた「青春18きっぷ」を使い、電車で新潟まで行った。
しかしその前に、18きっぷを使って“日帰り電車旅”を、ひそかに企んでいた。
結局、予定日に飲み会が入っていたため、実行にはうつらなかったのであるが・・・

なるほど!
日帰りでどこへ行くかいろいろ計画を立てているうちに、鉄道旅の楽しさが、それとなくわかった、気がする。
計画の段階が、旅の50%以上を占めているのだ。


ここで一応解説。
青春18きっぷ」とは、JRの特急や新幹線などを除いた、普通・快速・新快速が1日中乗り放題になる切符である。
本気を出せば1日で、大阪から青森へも九州へも行ける、らしい。

で、計画をするうえで、駆け引きが発生する。
18きっぷを使ううえで、次のような選択肢が発生するのだ。

・あくまで18きっぷのみで旅する
・別料金覚悟で、特急などを使って一部時間短縮をはかる
・別料金覚悟で、JR以外の路線を使う

上記選択肢により、ルートが何十種類にも膨らむ。
さらに、時間との駆け引きも発生する。
田舎の駅なら、1本乗り過ごすと1時間も2時間も待つ必要も発生するので、注意が必要とか。
乗り換えに1時間待ちが発生するので、その間プチ観光をできるスポットを探すとか。


具体的なところで、未遂に終わった僕の企画は「紀伊半島一周」というルートである。
右回りか左回りかで、電車の待ち時間がぜんぜん違ってくる。
特急の出ている路線が3本ほどあり、使うと何時間も時間短縮できるが、何千円とかかる。
ある駅では、乗り合わせに2時間くらいの待ちが発生する。

などなど考慮しているうちに、実に半日近くも時間をつぶした。
未遂ながらも、決して無駄な時間やとは思わない、むしろ楽しかった。


冬場は旅をしないんで、電車旅という選択肢もアリかな、と思っている今日このごろ。
行った先で、ふらっと酔った居酒屋で酒と肴をいただくなんて、想像するだけで興奮モノである。

発想がどんどんオッサン化していることには、触れないでください。