テクニカルライターを、9年間してきた。
取扱説明書を作る、専門職である。
使ったことのない電子機器であっても、仕様書さえあれば、そこそこの取扱説明書は書ける自信はある。
しかし、もっとも身近にあるはずのものの取扱説明書が、なかなか作れずにいる・・・
就職活動の一環として、「職務経歴書」なるものを作成している。
ざっくり言うと、社会人になってからの自分の技量を、企業に伝えるための文書である。
自分に対する説明書、といっても過言ではない。
しかしこれを作るのが、ものっすごく大変!
履歴書と違い、雛形がないのだ。
書き方をネットで調べてみると、ネットごとに「あれ書け」「これ書け」と指示が異なる。
例えば業務内容を書くにしても、簡潔に書くべきとか、詳細に書くべきとか。
自己PR欄においても、200字以内がよいとか、原稿半分くらい使えとか、別紙として作れとか。
そもそも、仕事なんて1種類や2種類だけやなく、会社におったらいろんなことをやらされる。
具体的には、取扱説明書以外に、ホームページ作成、Flash作成、コラム作成、DM作成、システム開発・・・などなど。
こんなもん全部書いたら、誰が読むねんって量になってしまう。
就職活動に入って、3営業日目。
いまだ職務経歴書ができないでいる。
こういう書類を作るときに限って、「ライター職」という肩書きが重くのしかかる・・・