木曜日の夜。
出向先の現場から無理やり早めに抜け出し、向かった先は、肥後橋。
本社のある場所である。
本来なら、朝に通って夕方離れる場所を、夕方から向かうのは不思議な気持ちである。
かつて、こんなウキウキした気持ちで、肥後橋に向かったことはあったろうか？
1ヶ月ぶりに到着した肥後橋の風景が、いつもと全然違って見えたのは、夜だからという理由ではないはずだ。
足を踏み入れたのは、皮肉にも本社の対面にある、「旬彩 皐月」。
ドアを開いて、そこにいる面々の顔を見て、今抱えている重いストレスが、さっと引いた。
仕事現場が肥後橋から離れたせいで、イベントを立てることもままならなくなった、「肥後橋で飲もう！」のコミュニティ。
今回はありあ様のご厚意により、突発飲みが立てられていたのだ。
今の仕事は終わり時間が見えないので、行けないとは思っていたが、なかば仕事場から逃げるようにして参加した。
しあわせ♪
面識としては、会うのが2回目とか、多くて5回目とか、まだそんながっつり会っているわけではない。
にもかかわらず、まるで旧友と再会するかのように、ものすごく温かく迎え入れていただいた。
少しリアルな話をすると、仕事から受けているストレスは相当のもので、「本気で鬱（うつ）病？」と思えることもしばしば。
その影響で、飲みに出る、という行為そのものも、本来なかなか気が乗らなかった。
その気持ちを押しのけて参加した。
その判断は、大正解であった！
適度にいじられ、適度に褒められ、適度に慰めてもらい。
これ以上にない心地よい雰囲気に、終始癒されっぱなしであった。
そこに波状攻撃のように、おいしい料理が出てくる。
どうやら無意識に、途中「しあわせ♪」とつぶやいていたらしい。
とりあえず、無職になっても月に一度は肥後橋で飲もう！
次の仕事場がどこになるかわからんけど、肥後橋には何らかの手段で通いたい。
せっかくこれだけスバラシイ方々が集まっているのに、これをなくすなんて、ありえない。
・・・とキレイにまとまった飲み会だったが、いかんせん日々のストレスのせいで飲みすぎた。
がっつり二日酔いになったのは、久しぶりである。
