キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

アスレチック廃鉱山

週末は、性懲りもなくアウトドア仲間と廃墟めぐり。
いつしか4名になったメンバーが、全員集結して出かけるのは、今回がはじめて!
前日夜に出発し、滋賀県のバンガローで一泊。
まぁキャンプの様子は、後日時間があれば公開するとして。


あいにくの梅雨空のなか、廃鉱山を目指して車を走らせる。
廃墟めぐりの醍醐味の1つは、わずかな情報を手がかりに、場所を特定する宝探し的な要素。

なのだが、近くの観光案内版に、思いっきり場所と名前が載っているではないか!
しかも廃鉱山に近づくと、案内板が出ている始末。
こんな親切なの、はじめて!


車窓から近づく廃鉱は、なかば自然と一体化しようとしながら、圧倒的な存在感を主張している。
骨組みだけしか残っていないながら、崩落がなくしっかりした造りなので、見た目が美しい。

中は複雑に入り組んでいるように見えて、実はほぼ一方通行。
ただし、立体的。
行き止まりかと思った場所に、上の階へ上るためのロープが用意されているのだ。

階層ごとに練り歩いては、上へ行くためのロープを見つける。
まさに、ロールプレイングゲーム
そして、全身使って上りゆく姿は、アスレチック。
最上階へ上り詰めたとき、ただならぬ達成感を覚える。


廃墟ブームを皮切りに、次々と事件や破壊行為がなされ、次々と解体されゆく廃墟の現状。
しかしこのように、あるがままの状態で保存され、有名にもならずひっそりたたずむことは、廃墟の理想系である。