キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

暖房ネゴシエーション

電器屋さんへ行った。
暖房機を買うため。

現在、自分の部屋では灯油ヒーターを使っている。
が、どうやらこの灯油によって、原因不明のぜん息が引き起こされているっぽいのだ。
もしぜん息が思い過ごしにしても、やはり灯油の排気を部屋に充満させるのは、よろしくない。


はじめは、電気で部屋あっためるものを探した。
が、電気で十分に部屋をあっためられるシロモノって、ない。
あるとすれば、部屋ではなく、人を直接あっためるやつだ。

以前ハロゲンヒーターを使っていたが、あれはどうもイカン。
電子レンジにぶっこまれた気分になる。
明らかに皮膚がピリピリする感じと、体の分子構造をジワジワと壊されてる感が、いたたまれないのだ。

結局、エアコンを買うことに。
クーラーがめっちゃ嫌いやから、エアコンなんてオーバーやと思ってたけど。
まぁ暖房機能だけ使えばいいかな、と。


1件目は、エアコンの商談をしようとしても、店の人が「忙しいから」と客を拒否。
確かにまわりを見ると、圧倒的に店員少ない。
接客よりも人件費削減して薄利多売するんなら、全店舗閉鎖してネットショップ開いたら?
ってヤマダさんには言いたくなった。

2件目は、エアコンのブースで「待ってました」といわんばかりに、がっつり説明してくる。
首にかけてる札を見ると、一発で三菱さんから来た販売員やとわかる。
案の定、三菱製品ばかりすすめてくる。


営業マンや販売マンの話は、あいかわらずニガテである。
在庫処分だとか特別販促値引きがあるとか、自分が営業時代にクサるほど使った方便なので、まったく信用できない。
あと、複数の製品を次々に説明されても、なんの下調べもしてない状態で情報を次々に出されても、吸収できない。

今日担当した営業マンは、50歳を超えているであろう方。
このご時世に、はじめに言うた値段から、まったく値下げしてくれない。
少しでも値下げを言うと、すぐに「質悪いよ」といいながら廉価製品をすすめたり、「よそのお店へどうぞ」とそっぽを向く。

はじめはイラっとしたが、確かにはじめに出された値段は、相当に安い。
薄利多売の某電機やさんに比べたら、きっちり製品の利点を売り込んでいる。


けっきょく、1,000円の値引きと粗品をいただけるとのことで、商談成立。
当初の予算よりン十倍もの買い物となったが、「ええもん買った」という満足感は十分あるし、衝動買いというわけでもないので、よしとしよう。

ちなみに、粗品とは「プラズマクラスター発生器」。
こんなバッタもんみたいな製品、絶対売れ残りやろ。
プラズマクラスターだのマイナスイオンだの、“あるある大辞典”で懲りてくれよ、日本人!

というわけで、プラズマクラスター発生器が欲しいかたは、ご相談ください。
ただし値引き交渉はしません。