キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

A鉱山とブッダ廃村

最近よく、「多趣味」といわれる。
アウトドアというくくりでは趣味は1つなのだが、細分するとそうなるのかな。
こういうことは、あまり自覚ができない。

そんな他称・多趣味ななかで、もっとも理解されない趣味。
それが「廃墟めぐり」。
土曜日の昼過ぎから、ピースケさん、BOWくんと3名で行ってまいりました。


【A鉱山】
一発目は、規模として日本有数の、兵庫県A鉱山。
道路脇にいくつか看板があり、残骸も点在している。
ただ、すでに空が薄暗く、全貌をおがむことができない。

鉱山のメインとなる部分は、暗闇のなかで何とか発見。
野生の鹿に見守られながら、暗闇を登る。
しかしそこは、建物らしきものはすべて取り壊されて、建物の基礎部分のみがある。
残念といえば残念であるが、基礎部分が立体てきん広がる光景も、また妙味。
日のあるうちに見ると、きっと見栄えあるものであろう。


【野宿】
地図とにらめっこし、携帯GPSを駆使して、めちゃくちゃわかりにくい無料のキャンプ場で野宿。
もちろん、こんな時期に客などいない。
野生の鹿に見守られながら、鍋とビールに舌鼓を打つ。


ブッダ廃村(仮称)】
2日目は、京都某所にある、廃村群。
山道を走っていると、1本道に廃村が点在している。
今回は時間の都合上、3件のみを徘徊。

2件目の村は、今なお手入れされた感があり、村の入り口の仏像が圧倒的な存在感を誇る。
仏像の裏側にある石碑には、村の歴史が刻まれている。
仏像を守るために、不便な土地でも暮らしていたこと。
最終的には、大豪雪により住めなくなったこと。
このようなことを知って、あらためて村を一望すると、小さい村にただならぬエネルギーを感じる。

3件目は、村というより廃校。
2階のいちばん奥の部屋に踏み入ったときに、たま~に廃墟めぐりのときに感じる“何か”を感じる。
めまいのような感じ。
別に霊感を持ってるわけでなく、そもそも霊感とはどんな感情かわからないが、すみやかにその場を離れた。


【マリアンヌ峠】
廃村を抜け、昼食をいただくために高原へ。
しかしその途中、小さな集落に外人さんの姿が。
えっ、こんな山奥に?
と思いきや、白く大きなマリアンヌ像がある。
隠れキリシタンの里、なのか?

さてそこからが大変。
高原までの道は、勾配がきつく、せまく、曲がり道が多い。
7人乗りのバカでかい車では、当然スピードが出ない。
今回の旅で、いちばんのスリルを感じる。


・・・以上、参加者以外には伝わらない備忘録でした。
やはりアウトドアは、最高に楽しい♪