キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

ガーター

天気のよい日曜日の、午前9時。
一歩家へ出ると、ご近所さんもほぼ同じタイミングで、玄関から出てきた。
ようし、がんばろう!

10件ほどで構成された、我が家のご近所さんによる、年に一度のミゾ掃除。
ご近所さんがいっせいに外に出る風景は、圧巻である。

こんなイベントがあるのは、引越して15年くらいいて、はじめて知った。
今まで、こういうイベントは親が知らないうちに処理してたからな。
しかし、ご近所付き合いは大事だと、最近つくづく思うわけで。
強いて言うなれば、「ご近所デビュー」のつもりで、自ら挑んだわけで。


にしても、段取りがわからん!
母は仕事を人にふりわけるタイプやないんで、指示あおっても返事くれないし。
といって、15年サボってた僕がご近所さんに聞きまわるのも、気が引けるし。

困惑しながらも、まわりを観察しながら、徐々に仕事を見つけては動く。
指示されるより、自発的に動くほうが好きやし。

おもに、ミゾのヘドロを砂袋に詰める作業。
ヘドロの匂いは、妙に少年時代を回想させてくれる。


なんだかんだで、1時間後に終了。
結局ご近所さんとは、顔があったときに軽く言葉を交わす程度で、交流とまではいかなかった。
まぁ、徐々にね。

どうせなら、夕方くらいに掃除して、そのまま道路にゴザでも敷いて、テーブル並べて打ち上げとかすればいいのに。
というのは、前のご近所さんでは何度かやっていたから。
まぁ、僕が結婚でもして、町内会の発言権を得てからの話やね。


昼間にバイクの泥を落とそうとしていたが、さすがにミゾ掃除の後では、できる勇気がなかった・・・