キャパシティ、を求められるときがある。
仕事を受け入れる能力も、キャパシティ。
部下をマネジメントする能力も、キャパシティ。
ただ、ここでいうキャパシティは、単に物理的なキャパシティである。
スーパーで買い出ししたはいいが、皆のバイクにはすでに荷物がパンパンに載っている。
買い出しの最中に、すでにその事実は把握していたはずだが。
どうしても、冷えたビールは譲れない。
悲しいかな、酒飲みの脳内は、この程度のキャパシティである。
試行錯誤し、荷物を強引に積載すると、本日最後の林道へ。
途中の道が、かつてママチャリで旅した場所。
断片的ながらも、なつかしい風景を見ては、1人ノスタルジーに漬かる。
最後の林道は、ほどよいガレ。
しかしこのガレのせいで、積載物が崩落寸前!
ボスの荷台を何とかくくり直したと思えば、tt五九さんの段ボールが水で濡れて破れ、ビールが落下。
多少のトラブルがありつつも、何とかキャンプ地に到着。
キャンプ地といっても、林道のさなかにある、小さな休憩所。
右を見れば三方五湖、左を見れば日本海という、絶景が拝める。
とりあえず到着してすぐ乾杯し、テントを建ててから、食事タイム。
飯ごうに、さんま缶と赤貝缶をぶっこんで炊くという、ボス発案の炊き込みご飯。
飯ごうの持ち主であり、自称アウトドアの僕が、実は飯ごうの正しい使い方がわからない!
と苦悶していると、飲食業を営むというカフェレーサーヒロさんが、ごく的確に炊き方をアドバイス。
できたご飯は、最高にうまい!
ビールも、うまい!
いつしか日は暮れて行き、LEDライトとランタンの灯りのもと、談笑が絶え間なく続く。
皆が食い散らかすなか、ゴミや食器類をまめに片付ける紅一点・とりすけさんは、さすがである。
早寝、遅寝の順番はありながらも、最終的に午前1時まで宴は続いた。
せわしく走り回ったライダーたちの、ある意味では本当に休息の時間。
自然界の脅威を覚えるのは、翌朝であった・・・
眠いので、続きは明日。
明日はちゃんと、終わらせます。