キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

離島・犬島めぐり♪

週末は、金曜の夜からアウトドアしてました。
ピースケさんと、今回初参加のあつし君と、3人。
AKiNoBuくんは、前日に週末出張が決まったため、泣く泣く不参加・・・

以降、備忘録。
クソ長いよ。


【金曜:野宿】
仕事を終え、ひと息つく間もなく3人合流。
兵庫は赤穂市まで車を飛ばし、おおざっぱな縮尺の地図とにらめっこしながら、キャンプ場へ。
テントを張り、寝床を準備し、腰を据えてビールを乾杯したのが、午前0時。

海沿いのキャンプ場は、先約が1組2名いたのみで、自然の音以外聞こえてこない。
まさにプライベートビーチと豪語しながら、午前2時半まで、焚き火を囲って語り合う。


【土曜:犬島】
今回のメインである、瀬戸内海に浮かぶ離島「犬島」。
小さな渡船には、意外にも多くの客がいる。

この島の名物は、銅の精錬所跡。
そして精錬所跡の一部を改装した、アートプロジェクト。
両方をガイド付きで満喫できるツアーが、島に用意されている。
本当は要予約なのだが、渡船でたまたまいっしょになった方のご厚意をいただき、キャンセル待ちして参加することができた。


【土曜:ガイド(精錬所跡)】
「要塞」という言葉が頭に浮かぶような、資材置き場と思われるレンガ塀が並ぶ。
その先には、高くそびえ建つ煙突が、半壊しながらも圧倒的な存在感を主張する。
解説をはんぶんだけ聞きながら、廃墟好きの3人は終始感嘆。

グループ行動ってのと、私有地であることが、悔やまれる。
あと数年早く上陸すべきであった。
とはいえ、廃墟に興味がなくとも、必ず感動するであろう風景である。


【土曜:ガイド(アートプロジェクト)】
ガイドの後半は、アートプロジェクトの見学。
現存するトンネルを利用し、光・冷気・暖気を調節した仕掛けは、お見事!
スケールの大きい科学館を思わせる。
その他、エコロジー的なもろもろの仕掛けがあり。

「せっかくの廃墟いじんなや」という気持ちが強かったが、ここまで完成度が高いと、納得。


【土曜:犬島徘徊】
ガイドが終わってからは、3人で島を散策。
かつて3,000人もの人が住んでいたものが、50分の1減少したとあって、住宅地には廃墟が目立つ。

日本の離島にありがちな、港のまわりに住宅地がぎゅっと密集した感は、あまり感じない。
島全体に、家屋がまんべんなく建てられている感じである。
立ち並ぶ日本の旧家屋を眺めると、統一性のない近代の建築が、より恥ずかしく感じる。


【土曜:野宿】
島を発ち、温泉→買出しを経て、午後8時。
無料キャンプ場とある場所をたずねると、お寺の一角の広場である。
夜分にもかかわらず、ご丁寧に住職さんが出向いてくださり、設備の説明を受ける。

何よりステキなのが、広場の外灯にライトアップされた、桜!
最高のシチュエーションのもとで、寄せ鍋と鯛めしを自炊。
すぐ近くで野生動物の気配を感じながらも、酒は進む。


【日曜:明石焼き
特に予定のない最終日は、起きてダラダラして、午前10時過ぎに出発。
岐路に向かいつつ、昼食をとるべく、明石へ。

あつし君が推奨する明石焼きのお店は、午後1時半という時間にもかかわらず、30分待ちの行列。
テイクアウトし、近くの神社でいただく。
いやいや、500円やんね?
1人前に30個くらいの明石焼きが、びっしりと詰められている。
しかも、めちゃくちゃうまい!

最後まで満足しながら、午後4時過ぎに解散。


いつもの冒険ほどのスリルはないまでも、じゅうぶん過ぎるアウトドアを満喫できた。
次回はぜひとも、AKiNoBuくん交えて4人で出発したいものだ。