キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

オーストラリア旅行記【2/3】

昨日の日記、長文にもかかわらず、意外なまで多数のメッセージ、ありがとうございます!
調子こいて、あと2回も書きます。


【2日目・朝】
無計画に旅行に来た僕とは正反対で、H先輩は予習熱心である。
午前7時に、ライフセーバーさんが、無料で海岸を案内してくれるサービスがあることを、かぎつけた。

少し早めの午前6時半、H先輩と女性陣の1人と、海岸へ到着。
そこに待っていたのは、ちょうど顔をのぞかせたばかりの、朝日。
太陽を神とあがめる民族の気持ちが、わかるような気がした。

ライフセーバーは、結局来ず。
仕方がないので、裸足で海岸を散歩。
砂が細かいため、感触がものっすごく気持ちいい。
時間とともに変わる空の色が、街を少しずつ目覚めさせようとしているようだ。

ホテルへ帰って、今回唯一申し込んだツアー、スキューバダイビングへ。
ツアーの参加者は、H先輩と、隣の部署の後輩くんと、計3名。
海岸ではなく、海岸近くの内海へ。

かつてダイビングはケアンズで経験したことあるのだが、そのときと比較したら、すべてがイマイチ。
水の透明度はいいわけでなく、魚も小さいのしかおらず、サンゴ礁もなし。
水温は低く、ダイビングの案内がゆっくりすぎてほとんど体を動かせず、体温がみるみる下がる。
さらに海中で波に揺られたためか、途中酔って、吐き気を覚えた。

ダイビングって、ここまで当たり外れがあるものか。


【2日目・昼】
朝日を見たメンバーと隣の部署の後輩(ダイビング行ったのとは別人)と、市バスに乗って、カラーラという街へ。
ここで、かなり大規模のフリマがある、とのこと。

到着したのが、午後3時前。
ここのフリマは午後4時までらしく、お店の半分くらいがすでに閉店準備。
さらに一同空腹のため腹ごしらえをしたので、ほとんど店を見ることができず。
昼食のケバブを食べ終えたころ、昨日一緒だった女性陣2名も加わり、けっきょく女性陣2名もそこでランチタイム。
というか、酒盛りの場となった。


【2日目・夜】
夕方、夕日を楽しもうと海岸へ。
集合が少し遅れたため、あいにく夕日は見えず。
海岸は陸から東なので、夕日が見えるわけないことに、あとになって気がついた。

肩を落としていた矢先、海岸からオレンジ色の光が昇る。
月!
朝の光景をフラッシュバックするかのように、オレンジ色の満月が、水平線から少しずつ昇る。
月が昇るという光景をはじめて見た一同は、しばしの直立不動を余儀なくされた。
今回の旅行で、何よりも美しいと感じる光景。

食事は男性陣と女性陣別々でとってから、夜遅くに女性陣の部屋に呼ばれ、酒宴。
女性陣のうち2名がベテランさんで、仕事中はビビるくらい厳しい方なのだが、「会社をそんなふうに見てたん?」といった意外な話が飛び出す。
また、普段ぜったい聞けない・話せないプライベートな話に花が咲いたりと、とにかく意外性という意味で、楽しかった。
けっきょく午前2時まで宴は続いた。

明日も朝日を見に行く予定だが、果たして行くことはできたのだろうか。