キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

がっつり!天川村キャンプ【後編】

笑い声の耐えなかった昨夜とはうらはらに、朝は非常に静か。
みんな、夜中にエネルギーを使い果たしたのだろう。

朝一発目の行事は、ラジオ体操。
ラジオ体操なんて、何年ぶりだろう?
などと思いながらも、体は自然と音楽に反応する。
条件反射というものに感心しながら、体が完全に固くなっている自分に嫌悪感を覚えた。

外は、あいにくの雨。
デッキから見える川と山間の景色には、うっすら霧がかかっている。
その幻想的な眺めと、川のBGMを聞きながらとる朝食は、雨という状況をも楽しくしてくれる。


やがてキャンプ場をあとにし、結婚式の行われる、天川神社へ。
ここは、「今年ぜったい行きたい!」と思っていた場所である。
こういう形で来れたことは、何かの縁だろうか。

境内に広がる能の舞台と、その舞台を見下すように、ご神体の五十鈴(いすず)が掲げられている。
身震いがした。
鳥肌がひかなかった。
カメラを撮る気が失せた。
霊感とかないし、神様を心から信じているわけでないが、その空間にはとてつもなく神聖な雰囲気を感じた。
ひとりであれば、1時間は平気で立ち止まっていたのではないだろうか。

時間的なこともあり、新郎新婦には申し訳ないが、最後まで見ることができず、途中退出。
五十鈴(いすず)のレプリカを買いたかったが、そんな時間もなかった。
次回行くきっかけができたので、これはこれでアリだろう。


帰り、奈良にある「がっつり亭」というお店に寄った。
店の前にある大盛ごはんの巨大レプリカと、なんともいえない店のキャラが、メンバーみんなの心を惹いたのだ。

定食のごはんは、400g。
僕がたのんだチキンカツ定食は、どでかいカツが「これでもか」と並ぶ。
これだけボリュームがあって、フツーの定食屋並みの料金。
確かに、店名に偽りなしである。
店員の「がっつりどうぞ~」のかけ声は、しばしメンバーの流行語となった。


最後は、「かわいがり」と称した、愛情たっぷりの僕いじり。
もちろん、それの中心人物はボスである。
いじられると、そのぶんまわりの面識浅い方に覚えられるので、非常にありがたい。
けど、「ロリコン」「ホモ」「アニメオタク」という扱いは、いかがなものだろう。


こうして、キャンプは終了。
本当に心から笑えて、雨なのに自然を感じられて、最高であった。
僕も、結婚するなればこういう披露宴がしたい。
っていうか、必ず打診はするだろうな。

そんなノリについて来れるヨメはん、募集中♪
まぁ、こんなところで募集したところで、ひっかかるわけないけど。