キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

がっつり!天川村キャンプ【前編】

ワンボックスに乗った4人の男は、晴れ渡る空を憎んだ。
キャンプ場に向かっている、にもかかわらず。


僕が去年よりハマっている、「ビンテージモトクロス」関連の方が、結婚式を行うこととなった。
場所は、奈良県の奥地にある、天川村
披露宴をキャンプ場で行うという、仰天な発想である。

本来なら、バイクでツーリングしながら行く予定であった。
が、前日の天気予報は、雨。
そのため、車で行くという判断になった。

それなのに、いっこうに雨は降らない。
むしろ照り付けない程度の陽射しは、ツーリング日和である。
「これならバイクがよかった~!」と、車中の男4人は、しきりに雨が降ることを願った。
とても、今からキャンプをする人間の発想とは、思えない。


キャンプ場に着き、近所の温泉に入り、少し歓談。
ビアサーバがあり、ビールは常時飲み放題。
まだ誰もそのことを知らないうちから、ボスと2人でフライングして、こっそり乾杯。

いよいよ、宴のはじまり。
ログハウスの、屋根つきデッキのテーブルには、手作りの料理が並ぶ。
また、ログハウス周辺には、魚・鳥・焼きそばなどの、焼き物が順次作られる。
どこから手をつけていいかわからぬほどの、充実ぶり。
アウトドア料理でここまで用意できるのは、大人数の強みである。


正直、ここにいるほとんどの方と、僕は面識がない。
面識があっても、ほとんど言葉を交わしたことがなかったり。
はじめは、ボスにべったり付き添う形となっていた。

が、次第にいろんな人と話すようになり、いつしか輪になじんでいた。
ロケーションや酒もさながら、まわりの方々が大人やってのもあり、本当になじみやすかった。


さらに、夜は更けて行く。
夜もがっつり楽しむぞ、と思っていたのだが、ビールのフライングが利いたのか、午後11時にダウン。
ビールしか飲んでないのに、めまいを覚える酔い方したのは、はじめて。

ホタルがいなかった、ということ以外は、もう完璧に楽しい1日だった!