どこに住んでいるかを聞かれることが、ニガテやったりします。
「交野(かたの)」といったところで、他府県の人間は、まずわからない。
それどころか、大阪の人でさえ、わからない。
「枚方(ひらかた)の隣」といって、ようやく通じる程度の、ごくごくマイナーな場所に住んでいる。
そんな裏街道をさまようこの地元でも、自慢できることはある。
大阪なのに、ホタルが生息している。
田舎まる出しではあるが、けっこうこれが、珍しがられる。
昔っから見ているので、珍しがられることが意外だったりするが。
プールの帰り、毎年行く土手へと向かった。
年々人口増加が進むこの土地の、水質が不安なので、毎年ホタルを見に行くのは、少し緊張する。
が、今年も健在。
探すまでもなく、暗闇に目をやると、存在を誇示するかのように、あちこちで光っている。
土手を進むと、目の前を光りながら舞う。
スレスレまで近づいても、光ることをやめるでもなく、逃げるでもない無垢さは、何ともステキである。
この土手が、観光スポットでも何でもないというのがまた良い。
げんに、ホタルを見ているときに、誰一人として土手に来る人はいなかったし。
まぁ、ここが古墳のすぐ隣というロケーションから、夜中誰も近づかないのも一因ではあるが。
プライベート・ホタル・スポットを堪能したい方、ぜひとも交野市へ来てくださいませ♪