印刷用のインキに、最近は「大豆油インキ」なるものが使われているらしい。
エコロジーらしい。
地球にやさしいらしい。
製造工程を、想像してみよう。
今まで以上の需要が見込まれるため、草原地帯などを、すべて畑に変える。
畑ができれば、大豆の種を植える。
広大な土地に植えるのだから、当然すべてトラクター、燃料として大量のディーゼルが使われる。
効率よく大豆が育つため、大量の化学肥料を、空からバァーっとぶちまける。
もちろん、畑とは関係ないところまでふりかかるから、必要以上の化学肥料を準備。
水は、近年枯渇問題がささやかれる地下水を、惜しげもなくくみ上げる。
大豆ができれば、加工。
油を抽出し、さらに油をインク用に加工。
加工するにあたり、当然それなりの燃料やら化学物質が必要。
いやぁ～、地球にやさしいねぇ～。
