キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

キックボード三重→静岡旅 ~バージョンアップ編~

まだ旅の余韻を引きずります。

キックボード旅というオリジナルな旅を続けているが、毎回何かしらバージョンアップをしている。
持ち物であったり、装備であったり。
今回も例外でもないので、いくつか紹介したい。


【ヘルメット】
これは先日ブログでも買おうか迷っていたもの。
結局、2,000円にも満たない安いものを買った。
しょっちゅう使うものでもないし、さすがにヘルメットがないと命が危ないレベルの事故は確度が低いだろうし。

かぶった感想としては、思っていたよりも軽い!
本当にかぶっている感覚をほとんど感じないくらい。
こんなに快適なものなら、もっと前からかぶっておけばよかった。

あと何より、見た目のシュールさが増したというのが個人的に気に入っている。


【自転車バッグ】
キックボードのハンドル下に、小物入れのバッグをつけた。
主にペットボトル入れとして使った。
リュックの重さを軽減するためだ。

リュックが重いと肩や腰の負担になるし、重心的な問題で転倒しやすくなるのでは?と思った次第だ。
たかだか1キロほどだが、体感的にリュックがだいぶ軽くなった気分であった。
もう1つくらい付けて、交換用タイヤもここに入れてもいいかなと思った。


大きくこの2点だ。
ちなみにもう1つ前の旅のときは、膝サポーターとアームカバーを新しく装備。
ただ前回は旅の途中で大ケガして中断したので、実質今回はじめて効果を試した。

最近旅の最中に膝が痛んでいたが、サポーターのおかげかダメージが大幅に軽減された。
アームカバーはめちゃくちゃ涼しかったが、そもそも天気があまりよくなかったので、むしろ寒かった。
日焼け止めを塗らなくていいというのが、いちばんのメリットだったかな。

 

キックボード三重→静岡旅 ~アクシデント編~

旅にアクシデントはつきもの。
と言い切るのは好きではないが、まあ何かしら予想外なことは起こる。
特に印象的なものをいくつか。

 


【初日豪雨】
今回の旅、初日は30kmほど走る予定だった。
が、まさかの豪雨!
昔だったら無理して走っていただろうが、さすがに心が折れて初日はパス。


しかしながら、すでに旅の宿はすべておさえていた。
で、初日は三重の白子という場所だったのだが、駅界隈に遊べる場所がない。
途中駅の津駅に途中下車したが、津の駅前もたいして遊べない。
そもそも雨が降っているので、気軽にお散歩ができない。


ということで、適当な居酒屋で昼飲みして、早めに宿にチェックインしてからは部屋でダラダラ過ごす。
本当に何もすることがなく、ベッドの上で「何だこの時間は?」と思いつつ、こういうムダな時間の使い方も悪くないと感じた。

 


鉄風呂】
6日目の宿は、町から少し外れた場所だった。
レビューで「合宿所のようなところ」「工事現場の人が利用していた」とあり、男性客にとって心地よい殺風景な宿だと期待していた。


いざ到着すると、愕然とした。
敷地内に建物が3つほどあるのだが、いずれもボロい!
そして客は2人!
これ、宿泊施設として認可降りてんのか?


特にひどかったのが、お風呂。
離れの建物にあって、大浴場かと思いきや3人くらいが入れそうな規模のお風呂が3つある。
で、水道から流れるお湯や水が褐色。
おそらく井戸水か、水道管がさびきっているのだろう。
風呂に入っていても、体がキレイになる感覚がまったくない。
いくら寝るだけだとはいえ、快適性に欠けまくっていた。

 


【ゴール直前制止】
旅の最終日、目的地の清水駅が見えてきた。
あと1分、あと数百メートルでゴールだ!
ジワジワと体に達成感がみなぎってきている、そのとき。


「歩道はキックボード駄目」と言い放ったのは、交差点で立っていた警官だった。
いやいや、今止める?
旅してて、なんぼでもパトカーや警察に遭遇して、何も注意されなかったのに、今?
ゴール直前やん!


ちなみに、少なくとも僕が調べ尽くした結果として、キックボードの走行はグレーである。
「キックボードが公道ダメ」という具体的なルールはない。
なのでひと昔前までなら、警察にくってかかっていた。


しかし今は、軽くいなせるようになった。
何を言ってもムダだし、ただ時間を捨てるだけ。
それなら「すいません」とだけ言っておいて、やり過ごすことが得策である。
もちろん、警察が見えなくなる場所まで歩いて移動してからは、普通にキックボードで走る。

キックボード三重→静岡旅 ~外食編~

さて、そろそろキックボード旅について書き始めようか。
何から書けばいいかな?
まだ旅の内容が脳内で混沌としていて整理がついていないので、テーマを決めて小出しにしてみよう。
ということで、昨年度のブログを参考に、まずは外食について。



【全体】
今回は全体的に、居酒屋で他の客や店員さんと交流することが、ほぼなかった。
これが東海地方の県民性?
というより、カウンターに設置されているパーティションのせいではないかな、と感じた。
だとすれば、思わぬコロナの弊害である。



【ワースト食】
全7泊したうち、2泊がスーパーで買い込んだ食事だった。
最近は居酒屋での食事が常となっていたので、これは珍しい。
理由は純粋に、宿の近くに居酒屋がなかったためである。


それらを含めて、今回いちばんひどかったなと思う食事は、旅館の食事。
今回唯一、1万円超えの温泉宿で出た夕食だ。
食べきれないほどの量が出る、と事前の評判があり、それは言葉どおりだったのだが・・・


冷たい!
焼きエビが、フグの唐揚げが、焼きアサリが、その他もろもろ冷たいのだ。
食材自体はいいもの使っているというのに、冷たければ味も半減である。
そもそも、居酒屋で魚介頼んですべて冷めてたら、普通キレますよね?


にもかかわらず、宿のレビューは高評価が多い。
量と雰囲気だけでダマされる人が多いのか、それとも悪いレビューを宿が消しているのか。



【ベスト食】
外食は基本どこもおいしかったのだが、しいていちばんうまかったものをあげるならば、焼津の刺し身盛り合わせ。
焼津はかつおとマグロがウリのようだが、その両方をいただけて、かつ生しらすであったりしめ鯖なんかも盛られている。
正直やや強めなお値段であったが、それがお値打ちに感じられるボリュームと味。
これぞ港めし!




旅の醍醐味にグルメが追加されたのはけっこう最近で、追加してよかったなあと思う。
何せ貧乏旅からスタートしたので、なかなか外食って発想がなかったもので。
貧乏旅は貧乏旅で、やりくりが楽しいんやけどね。

大復活!

無事、旅から戻りました。


特にケガもなく、転倒すらしなかった!
下り坂のスピードさえ気をつければ、安全な乗り物である。


初日にいきなり豪雨だったり、旅のラスト1分前にまさかの珍事とか。
書きたいことがたくさんありすぎるのだけれど、ちょっと眠すぎるので、またおいおい。
InstagramFacebookされている方は、「#キックボード旅」「#キックボード旅人」などで探していただければ、ざっくりは確認できると思います。


楽しかったな~。
明日、体動かんやろうな~。

奈良廃墟めぐり ~その6~

レトロなおもちゃに圧倒された、つづき。

 


【Minca465】
すでに正午を過ぎていたので、ランチをいただきに向かったのが「Minca465」。
何でもドライカレーがいただけるというお店らしい。


カフェのような外観のお店で、駐車場の場所を尋ねると、ついでに軽くお店の案内をしてくれた。
まず家屋の外にいくつかの旧車と、それを格納する手作りの車庫。
車庫は手作りらしい。


そしていよいよ店内だが、所狭しとレトロ雑貨の数!
古民家を改装したらしいのだが、間取りがめちゃくちゃ広い。
どんどん奥へと案内されるのだが、とにかく奥までが長い。

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途中、小部屋みたいな形でブースがいくつも分かれており、ブースごとにテーマが異なる。
どうやら各ブースは、別々の人が出展しているらしい。
いずれも本当にレトロ雑貨の点数が多く、軽く見たつもりだがそれでもなかなかの時間が経過した。

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そろそろ昼食をいただきたい。
飲食店ブースがあったので聞いてみると、残念ながら焼きカレーは置いていない。
たこ焼きとかうどんとか、いわゆる軽食のみである。
どうやら、ネットで掲載されていた焼きカレーは今はやっていないようだ。
せっかくだしたこ焼きを注文したが、30分近く待たされた。
思わぬタイムロスだが、まさかキャンセルするわけにもいかず、しぶしぶ受け入れた。
意外にも、たこ焼き自体はおいしかった。

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【その後】
たこ焼きでは物足りないので、近くのうどん屋で改めてちゃんとした昼食をいただく。
その後、散策スポットへ移動するには中途半端だったので、解散することになった。

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【総括】
本当に情けなく、申し訳ない。
二日酔いになるなんて。
2日目の日記を普通に書いてはいるが、散策中はずっと二日酔いの気持ち悪さに襲われていた。
いつも以上に発言も少ないし、話をふられたときもたいした返答ができていなかった。


散策については、3軒中廃墟が1軒だが、廃墟が近場にあちこちあったわけではなく、これは仕方がない。
残り2軒がジャンル的に同じテイストだったので、連続して行くところではなかったな。
ヒマつぶしに別途、ひとりで訪問はアリかなとは思った。

奈良廃墟めぐり ~その5~

久しぶりの廃墟散策をした、つづき。

 


【アトンおもちゃ館】
廃墟の散策後に向かったのは、「アトンおもちゃ館」。
ここは廃墟ではなく、レトロなおもちゃがたくさんあるという場所である。
片田舎の住宅地の一角にあり、道が細くてあつし君カーでは通れない。
近くのスポーツ施設に車を停め、徒歩で向かう。


古民家の壁にはボンカレーオロナミンCのような看板があり、門をくぐると庭先にレトロな道具が並ぶ。
そして玄関を開けると、右に左におもちゃの数々。
玄関から少し進むと、部屋の奥にもぎっしり並んでいる。

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確かに商品点数は多いが、まさかこれだけ・・・?
と思っていると、玄関左側にも部屋があるということで案内される。


うわっ!
先ほどよりも広い部屋に、さらにおもちゃがぎっしり!
しかも、ジャンルごと・年代ごとに並べられている。

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これはすごい・・・
かつて伊豆なんかで同じようなテーマの博物館に寄ったことがあるが、比ではない量。
1つ1つはとても見ていられず、自分の好きなアニメだったり、昔持っていたおもちゃなどをついつい探してしまう。


いや~、これは満足満足。
「2階もありますんで」
・・・えっ?
ウソでしょ?


2階に上がると、これまたえげつない量のグッズがある。
1階と違って、おもちゃというよりレトログッズが揃っている。
ジャンルも広く、個人的にはビールの空き缶・空き瓶に興奮した。
ビール検定の勉強時、「こんな歴史もあったんだよ」と古い過去として書かれていた実物があるもんだから。
宝酒造さんが一時期だけ販売していたビールの瓶に、まさか対面できるなんて!

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いや~、これは1人だったら何時間いただろうか?
入場料300円を、はじめは高い?と感じていたが、これだけ興奮できたら安いものである。

 


つづく。

奈良廃墟めぐり ~その4~

居酒屋で泥酔してしまった、つづき。

 


【2日目朝】
尿意とともに目覚めたのは、午前8時。
なぜかズボンを脱いでいて、どこにあるのかわからない。
トイレは室内にないので、慌てて上着を腰に巻いてトイレに駆け込む。


部屋に戻ってもうひと眠り・・・とはいかず、どうやらちょうど午前8時がみんなで打ち合わせていた起床時間だったらしい。
そのまま目覚めて、ロビーで朝食をいただく。


ちなみに宿はゲストハウスで、部屋も広めだしロビーは快適。
次回もゲストハウスで泊まるのもいいなあ、と互いに交わす。

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【テーマパークY】
チェックアウト後、真っ先に目指したのは「テーマパークY」。
2005年に閉鎖されたというこの場所は、2010年に期間限定で復活したという記録もあるが、定かではない。


広めの駐車場の奥には長い石段があり、その先には円柱形の建物がある。
建物内には、コインを入れるとゆっくり走る子ども用の遊具が何機もある。
年季は入っているものの、メンテさえすれば動きそうな雰囲気がある。

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さらにはインラインスケートや、変わり種自転車などもある。
残像物の多さや新しさは、他の廃墟ではなかなかお目にかかれない。
もしかすると、復活しようと思えば復活できるのではないだろうか。

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外には、「サイクルUFO」という、足こぎ式で高所のレールを走れるアトラクションが残る。
これがこの廃墟の中でも、いちばん見栄えがするものだ。

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レールの下には、すでに雑草で自然と同化しつつあるゴーカート場と、その奥にプール。
テーマパークとはいえ、観覧車やメリーゴーランドなどの類はないようだ。

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思っていたより新しく、大きめの残留物が少なかったためか、当初の期待よりはやや下回る満足度。
ではあるが、やはり廃墟散策はいいなあと心から思う。

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つづく。