キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

湯快!三重ドライブ ~その6~

最後の最後まで三重を堪能した、つづき。

 


【金胎寺】
帰路の途中に寄ったのが、京都の和束町にある「金胎寺」。
1日目にミニ遍路で寄ったお寺と一緒、というだけの理由で選定した。


国道から曲がった道は細く険しく、最後まで狭くきびしい道を走ることとなる。
途中で雪も舞い、標高も高くなって秘境感ただよう。
で、道の途中に「金胎寺」の小さな標識を見つけたので、近くのわずかなスペースに駐車して歩く。
5分ちょっと山道を進んだところに、古いお寺が鎮座する。
人の気配はまったくなく、秘境感がすごい。

 

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【総括】
今回の旅行では「ホテルでゆっくりしよう」と本気で思っており、げんにノートPCや内職用の資料を持参した。
作業の合間に温泉に入って、ひと息ついたらまた作業、みたいに。


が、フタを開ければご覧のとおり。
やはり、昼間はじっとしていられないのは性分なのだろう。
あと旅先ではたらふくお酒を飲んでしまうので、夜はもう何も作業ができなくなる。


寄り道についても、道の駅や展望台などベタなところでも十分楽しめることがわかった。
お寺や神社も、どこにでもあるし楽しめる。
宿さえ決めておけば、道中は何とでもなるんだなあとわかったし、逆に楽しめる間口をもっと広げられたらなあと思った。


そろそろ暖かくなってくるしコロナも自粛がおさまれば、週末はお酒の場とかキックボード旅とかで車に乗る機会も減ってくるかもしれない。
とはいえ、車旅は車旅でひとつの新しいアクティビティとして、どこか合間でやっていきたいなと思う。

湯快!三重ドライブ ~その5~

素泊まり温泉宿を楽しんだ、つづき。

 


【3日目・朝】
午前6時に起き、露天風呂で日の出を拝む・・・つもりだったが、まさかの雨。
それでも、徐々に明るくなる空をボーっと見続ける時間は気持ちがよい。

 


【鳥羽展望台】
出発するころには雨はやみ、雲が多いものの青空がのぞく。
せっかくなので鳥羽の景色を楽しもうと向かったのが「鳥羽展望台」。
山を縫うように延びる道路と、見開いた本のオブジェが印象的だ。
朝イチに見る絶景というのも、なかなか味があっていいものだ。

 

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【大師山八十八ケ所お山巡り】
今回の旅で周ろうとした場所は2日目ですべて消化したので、昨夜必死に行く場所を探し、何とかミニ遍路を見つけた。
津駅の駅前にある「密蔵院」は本当に駅のすぐ近くにあるのだが、小高い丘がありそこに祠が設置されている。


祠は敷地内全体に所狭しと設置されており、歩くごとに風景も変わり、途中で坂もあり意外に変化に富んでいる。
駅前というだけあり、場所によっては道路や民家に近づくのも面白い。
祠が88か所だけでなく、番外がたくさんあるというのも特徴的である。


ちなみに、結願した後に住職と思われる人とすれ違ったのだが、僕が祠に置いた賽銭を1枚ずつ回収していた。
いや、いいんですけどね、せめて僕がおらんくなってから。

 

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【名阪 関ドライブイン
昼食は三重らしいものが食べたく、「関ドライブイン」に寄る。
食堂のメニューがあまりピンと来なかったので、売店松阪牛丼・三重牛コロッケ・津ぎょうざをいただく。
全体的に茶色で、まさに男の昼食といった感じ。
がっつり堪能いたしました。

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次回最終回、つづく。

湯快!三重ドライブ ~その4~

港町のミニ遍路を楽しんだ、つづき。

 


【たちばな展望台】
ちょっと趣向を変え、いい景色を見ようと向かったのが「たちばな展望台」。
海や島々が見下ろせるのだが、下にある大きな池がハート型に見えることが有名で、恋人の聖地でもあるらしい。
平日ということもあり、カップルはおろか誰一人として客がいなくてよかった。
下手にまわりに気を配ることもなく、純粋に風景を楽しめた。


ちなみにここでお湯をわかしてカップラーメンでも食べようとも思っていたが、昨夜の食べすぎがまだ響いていて昼食もパス。

 

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【南勢新四国八十八ヵ所】
続いてミニ遍路。
「大宝山東明院」はいくつかのお堂がありながらも、人の気配を感じられない。
すぐ裏手に参道があり、ロングスパンのつづら折り状となっている。
祠ごとのスパンは5mくらいで、道は細いながらもしっかりと手入れされている。


一見イージーに思われるが、意外にも坂が脚にこたえる。
最後の88番が丘の山頂にあるため、結願後は来た道を戻らなければいけない。

 

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【宿へ】
ミニ遍路が終わった午後3時の時点で、まだ宿が決まっておらず。
コロナのせいか平日のせいか、はたまた当日だからか、食事付きの温泉宿がめちゃくちゃ少ない。
まあ昨夜はたんまり飲み食いしたし、食事はスーパーで済ませて、昨夜叶わなかった露天風呂にこだわろう。


ということで鳥羽の温泉宿を予約。
そこからスマホのナビを頼りに向かうわけだが、やたら細く険しい道を通ることとなった。
ドライブ旅のときは、必ずこんな道を通ることになるなあ。
ジムニーでよかった。

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【味の宿 みち潮】
無事たどり着いた、「味の宿 みち潮」。
8畳の和室からは海を望むことができる。


露天風呂はこぢんまりとしてはいるが、ちゃんと海が見える。
外がめちゃくちゃ寒く、他のお客さんがあまり露天風呂に来ないというのがありがたい。
やはり露天は、のぼせかけた体をしっかり冷ますことができるのでいい。
がっつり2時間近く入る。


で、夕食はスーパーで買い込んだお惣菜とビール。
お惣菜は何品も種類を買っているし、ビールもしこたま持参したので飲み放題状態。
味気ない夕食になるかと思いきや、これはこれで満足である。
というか、キックボード旅のときは基本このスタイルなので落ち着く。


食後も温泉を楽しみ、軽く晩酌をして就寝。

 

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つづく。

湯快!三重ドライブ ~その3~

神社で身を清めた、つづき。

 


湯快リゾート 志摩彩朝楽】
今回のお宿「湯快リゾート 志摩彩朝楽」に到着したのは、午後4時半。
そう、このブログのタイトルもここにちなんでいる。
ちなみに「湯快リゾート」ははじめて宿泊する。


チェックイン後は部屋までの案内などはなく、それが逆に気を使わなくてよい。
部屋は和室で、1人で過ごすにはちょうどよい狭さ。


温泉は浴槽が1つで、露天や水風呂がないことが個人的に残念なポイント。
1時間ちょっとした楽しめなかった。


そして料理は、バイキング。
真鯛のお造りを、これでもかというほど平らげた。
他にも天ぷらやら点心やら鍋やら、おかずが盛りだくさん。
しかし、お造りと鍋以外は正直あまりクオリティが高いとは思えない。
あとうれしいのが、お酒の飲み放題があるということ。
2,000円とやや高めではあるが、単品だと生ビール1杯680円であることを考えると、頼まずにはいられない。
で、気合を入れて6杯飲んだ。
食べ物も調子こいて、もう食べすぎてリバース寸前。


食後は部屋でボーっと過ごす。
もう一度お風呂に入ろうとも考えていたが、なかなか腰が上がらず。
で、気がつけばうたた寝をしていたので、そのまま寝床につく。
晩酌用に買ってきたお酒も、結局手をつけずじまい。

 

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【2日目・朝】
午前6時半に目覚めて朝風呂へ。
朝食もバイキングなのだが、昨夜食べ過ぎたせいで食欲がわかず、パス。
風呂上がりの時間をまったりと部屋で過ごしてから、午前9時に出発。


ちなみに、温泉ついてて1泊2食バイキング付きで、税別7,500円。
卓球・カラオケ・ビリヤード・グランドゴルフ・漫画コーナーなど、遊びも盛りだくさんでこの値段は安すぎる!
ちょっとクセになりそう。

 


【海雲寺八十八ケ所】
2日目のはじめに寄ったのが、「海雲寺」。
静かな港町の奥にあるのだが、車で進むと道が狭すぎて、途中で家の解体工事をしていたので引き返して車を港に停める。


5分ちょっと坂を上った先に海雲寺があり、門の手前の墓地をすり抜けた先に「海雲寺八十八ケ所」の参道が延びる。
参道は細い山道ながら、崩落もなく落ち葉も少なく整備されている。
途中で神社があったり、港を見下ろせる絶景があったりと、変化があって楽しい。


ちなみにこの場所を調べていたとき、「みんな巡るだけでも1日はかかる」とあったが、1時間ちょっとで結願できた。
なお、88ヵ所すべて巡った先の道には動物よけのバリケードがあり通り抜けができないので、事前に住職に「お遍路する」と声がけをしておいたほうがよい。

 

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つづく。

湯快!三重ドライブ ~その2~

伊勢うどんでお腹を満たした、つづき。

 


【慈眼山 金胎寺 四国八十八ヵ所霊場
目的地の一発目は、鳥羽駅前近くにある「金胎寺」。
昔ながらの住宅地から細い路地を入ったところにあり、駐車場がない。
路地の奥が廃道になっているのだが、転回もできないクソ細い道に車を突っ込み、徒歩で寺へ。


寺の入口前にミニ遍路の看板があり、古い石碑にも八十八箇所が記されており、長いことお遍路信仰の深さを感じる。
石仏は本堂の裏すぐの高台に、つづら折りの状態で並べられている。
1対ずつの距離が短いながらも、立体的な地形なので気がつけば脚にほどよい疲労感を覚える。


レンガ造りの祠が基本となっているのだが、たまにコンクリ造りだったりトタン造りだったり、個性も楽しめる。
久しぶりのミニ遍路だが、やっぱりいいなぁ~と楽しみを痛感しながら40分が経過した。

 

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【伊勢志摩みやげセンター 王将】
次のスポットへ向かう途中、ひと際目を引く建物に、思わず立ち寄らずにはいられなかった。
その名も「伊勢志摩みやげセンター 王将」。
建物の上には、大きめの漁船がドンと乗っかっているのだ。


店内は、土産がこれでもかと並び、意外にもちゃんとしている。
賞味期限が近いものは10%引きや20%引き、さらに半額のものまでがあり、土産屋としては実に良心的。
旅の初日だというのにたんまり買い込むと、サービスとして乾燥わかめをつけてくれた。
ブログでは記載をスルーしようと思っていたが、あまりに好感を覚えたので綴ってみた。

 

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【伊雜宮】
伊勢に来たのに伊勢神宮へ参らないのは、何となくだがひとりで参拝することがもったいなく感じるという勝手なこだわりによるものだ。
その代わり、内宮でも外宮でもない別宮という位置づけの「伊雜宮」へと寄ってみた。


敷地はそう広くないのだが、境内は自然がそのまま残っており、幹の太い木がいくつか並ぶ。
雰囲気は伊勢神宮に近く、一般の神社とは違った形状の拝殿を参る。

 

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つづく。

湯快!三重ドライブ ~その1~

先週金曜日は有給をいただき、ありがたいことに4連休となった。
相変わらず何も考えず休みをとったわけだが、さすがに4日とも家にいるのは耐えられないので、4日のうち3日は旅行をすることにした。


ということで、前回十津川で味をしめた、温泉ドライブへ。
前回は南方面へ向かったので、今回は違うほうへ行きたい。


西は大阪や神戸を経由するので混むし、高速使うにはETCがない。
北は雪が不安。
ということで東に向かうことに。
調べてみると、意外にも三重にミニ遍路が数件あるみたいなので、久しぶりにミニ遍路めぐりをしようということで、三重へ向かった。

 


【道の駅 あやま】
午前8時半に出発し、一路三重へ。
ちなみに事前に調べているのは、ミニ遍路3箇所と神社1箇所。
どういう順番で巡るかは考えていないし、2日目の宿はとっていない。
ただ、ひたすら運転続きということだけはイヤなので、必ず1時間半をめどにどこか休憩がてら寄り道をしようと決めていた。


そんなこんなではじめの寄り道は「道の駅 あやま」。
国道から外れて地味な場所にあり、地域の物産品が充実したのどかな場所である。
特に何かを買うわけでもないが、地域を感じられるお土産の数々を見て回るだけでも十分楽しい。
道の駅ってよくできたものだなあ、と今さらながらに実感する。

 

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【喜八屋うどん店】
お昼前に、早くも伊勢に到着。
正午を過ぎると客も増えるだろうから、早めの昼食をいただきたい。
どうせなら名産品をいただきたいなあと、伊勢うどんをいただくことに。
で、とっさに探して見つけたのが「喜八屋うどん店」。


こぢんまりとしたお店で店員さんの接客も温かく、伊勢うどんはモチモチでやわらかくて最高!
どうやらここは伊勢うどんを使ったカレーうどんが名物らしく、まわりの客がみんな頼んでいた。
次また来る機会があれば、ぜひともチャレンジしたい。

 

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まだ序盤だが、つづく。

【沿線散歩】片町(学研都市)線 ~星田→忍ケ丘~

【→東寝屋川】

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午後4時を過ぎたところで、心が折れ始める。
夕日に近づく太陽の色もそうだが、この時間になると疲れがどっと出る。
ただ漠然と歩いてしまい、「各駅間で、1枚以上何かしらの写真を撮る」のルールを駅に到着する直前まで忘れてしまう有様。
それでも、駅に着けば「もうひと駅!」という気分になってしまうのが不思議である。

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昔から知っているけど飲んだことがない「7up」のレトロ看板

【→忍ケ丘

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時間的にもスタミナ的にも、あと2駅くらい歩けそう。
しかしあとひと駅で終わろうとしたのは、近くに以前から目をつけていた銭湯があるから。
1日歩いた後に銭湯で汗流してシメるって、何かええ感じかなと。

少し線路から離れる「明和温泉」は湯船が1つだけというシンプルさながら、客が絶えず地元で愛されている模様。
入浴料250円というのも安すぎ!

ひと汗流すと、不思議と疲労も回復する。
これならもうひと駅歩けそうだな、とも思ったが、もう日が落ちかけているので潔くここで終了。

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レトロ感満載の銭湯、こういうコミュニティが減りつつあるのが悲しい