キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

プッチプチツーリング in 京都 ~ディープ麺屋編~

昨日の日記にもあるとおり、最近は環境の変化のなさを憂いている。
そうだ、まずは景色を変えよう!
自室と居間の往復ではなく、とにかく外に出なくては。


天気もよかったので、昼からバイクで走り出した。
あまり遠すぎず近すぎずということで、行き先は宇治にある「天ヶ瀬ダム」に設定。
で、正午ごろ出発したので、昼食も事前にいくつか候補をあげて、キマグレにどこか入ろうかと。


家から外に出た瞬間は暑さに参ったが、先週とかのピーク時よりはいくつかマシだった。
しかも山手のほうを走ると、風に涼しさを感じられるように。
猛暑が収まったことに喜びを感じつつ、まったくレジャーを楽しめず夏が終わる悲壮感を噛みしめる。

 


出発して45分、国道からやや離れた山城という場所にある「梅本商店」へ寄ることにした。
って、これ店?
農業小屋のような建物の庭には雑多に農具などが散乱している。
しかし看板には手書きで「猪ラーメン」とあるので、まぁ間違いはないようだ。

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入店前にたまたまお店の人が表にいたので、バイクの駐輪場所を教えてもらう。
それがなければ、このお店とは思えないお店に入るには、相当な勇気がいった。

 


いざ入るや、さらに愕然。
中にテーブルが2つあるのだが、そのまわりには農具やら何やら雑多に荷物が置かれている。
しかもテーブルの上には、さまざまな調味料が、これまた雑多にある。


店舗であると認識できる唯一の手がかりは、壁に貼られたメニュー。
表の看板にもあった猪ラーメンをはじめ、ぼたん鍋やら鹿しゃぶ、狸スープにラスカル鍋など、ジビエ肉のオンパレードだ。
驚くべきは値段で、猪ラーメンがたったの450円である。
そうなると、量やら質が心配になる。

 

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さて、少し待って猪ラーメンが到着。
すごい、麺がほとんど見えないくらい、猪肉が入れられている。
そして量にもビックリで、大盛りを頼んだのだが麺が丼のほとんどを占めている。
「普通のお店だと1玉100gちょっとやけど、それ400g入ってるからなぁ」と、店長さんが気さくに笑って教えてくれる。
もっと早く言って・・・

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麺とスープは、ごめんなさい正直あまりうまいとはいえない。
しかし猪肉がすべての味をフォローしてくれる。
ひと口めに若干の臭みを感じたものの、ふた口めからはなくなる。
しっかりした歯ごたえに独特の旨味が、咀嚼(そしゃく)するごとに口に広がる。
いかんせん夏は猪肉の旬ではないせいか、はじめて猪肉を食べたときほどの感動はないものの、トータルで大盛り600円というのを考えると、割安すぎる!

 


少し前述したが、店主がとにかく気さくなのもいい。
はじめは常連さんとずっと話していたが、ちょいちょい僕をはじめ他の人にも話しかけてくれる。
ぜひとも再訪して、今度は店主さんとゆっくり話がしたい。
次はチャーハンにしよう。

 


つづく。