キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

今里・布施レトロ商店街ツアー ~その4~

角打ちを3軒巡った、つづき。

 


すっかりできあがってしまい、角打ちも商店街もおなかいっぱい。
時間も午後4時半と、昼飲みを切り上げるにはちょうどよい時間帯である。
そこから向かった先は家、ではなく、商店街を逆走する。


商店街の入口付近から東へ向かい、数分歩いた先にあるのは、住宅地にそびえる「第二寿湯」。
レトロなんだけど、どこかしら活気を感じられる。

f:id:kickboy:20200711002544j:plain

f:id:kickboy:20200711002548j:plain


浴室は縦長になっており、奥にはサウナが2つある。
そのうちのいちばん奥はスチームサウナで、なんとサウナ室の中に水風呂が設置されている。
斬新なので早速使ってみたが、水風呂が思いの外ぬるいので、ぜんぜんクールダウンができない。


なので、入口近くへ移動する。
ここには「通常の湯」と「あつい湯」の2つあり、前者はほどよい温度なのでありがたい。
また、お湯に入って正面の壁には、3手詰めの詰将棋が貼り付けられている。
将棋が得意というわけではないが、詰将棋は小さいころ父親の本を見て鍛えたつもり。
3手詰めなんて余裕。
・・・のはずが、全然わからん!


考えているうちにのぼせてくるので、スチームサウナの外側にある水風呂へ逃げ込む。
これがまぁ、めちゃくちゃ冷たい!
2分ほど入ると、目がグルングルンまわって、ちょっとしたトリップ状態となる。
これは決して酔っているせいではなく、温度の低い水風呂に入るとよくあることだ。
再びお湯に戻っては詰将棋を考え、煮詰まっては水風呂でクールダウンを繰り返す。


結局詰将棋は解けないまま、風呂からあがる。
脱衣所には飲み物が売っているのだが、何と箕面ビールが数種類そろっている!
レトロ銭湯で箕面ビールて、もう日本唯一ではないだろうか?


何から何まで、ものすごくがんばっているお店だ。
ひっきりなしにお客さんが往来する理由が、とてもよくわかる気がする。
銭湯というくくりでいえば、今まででいちばん好きかもしれない。

 


以上で終了だが、今回はどちらかといえば商店街より角打ちがメインとなってしまった。
しかし今まで見ることのなかった景色を感じたわけだし、がっつりレトロも感じられたので、満足である。
まだ布施の南側の商店街も巡りたいし、再訪したい角打ちもあるので、ぜひともどこかで第二弾を開催したいと思う。