キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

あれから9年、という柄にもないコメント

東日本大震災から9年。
今感じる、率直な感想です。


正直なところ、この震災以来毎年3月11日に話題になることに、食傷気味な感情を抱いていた。
もう終わったことやし、復興も進んでるんでしょ?という感じ。
何なら、そこに触れることでカッコつけてんちゃうん?という感情すら抱いていた。


そんな僕が、今年にいたってはむしろ逆の感情を抱いている。
ニュースを見てもコロナばっかりで、もっと震災について触れるべきちゃうん?という憤りを覚えるほどに。

 


なぜこうなったのか。
答えはかんたんである。
昨年東北へ行き、現状を目の当たりにしたからである。


僕もそうだったが、東北の復興はすでに終わったと、少なくともほとんどの関西圏の人は思っている。
この感情が、もしかしたら関東圏でも広がっているかも知れない。


でも現状は、復興なんて進んでいない。
がれきすら取り除かれたものの、国道の整備すらままならない場所が、あちこちにある。
津波で更地になった場所に、再び街を作ろうとしてまだまだ途上の集落なんて、あちこちにある。


こんな現状を、自分が足を運んではじめて知ったことが悲しい。
というか、そんな現状を、日本国中にちゃんと知らせていないことが悲しい。


正直、自分の身の回りの天災にしか気がまわらないということはある。
でも、そんな中でやはり、特に被害の多かった東日本大震災はもっとクローズアップしていいのではないかなぁ、と思う。

 


本当にごめん、こんなんきれいごとにしか思われないけれど。
東日本大震災でまだ苦しんでいる方、ぜひとも復興に向けて前向きに、ひたむきにがんばってほしいです!