キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

ハロウィンの終焉

「おかしをくれないといたずらするぞ」
という、直訳にしてもダサすぎる合言葉。
それが人生ではじめて知った、「ハロウィン」というイベントだったような。


言わずもがな、今となっては日本中が知っているイベントになった。
けれど、今年はすっかり下火になったようで。
確かに去年までは、31日は会社の行き帰りに仮装している若者を多く見かけたものだ。
が、今日に至ってはわずか1人だけ。
下火感を肌で感じた。


では、なぜこんなに人気がなくなったのだろう?
僕が思うに「イベントがない」ことが要因だと思う。


例えばクリスマスなら、プレゼントだのケーキだの恋人とのムフフがある。
バレンタインなら、チョコレートを使った告白だの交換だの恋人とのムフフがある。
一般的な夏祭りや秋祭りでも、盆踊りだの神輿(みこし)だの不特定とのムフフがある。
もっと突発的なものとして阪神優勝にしても、川へダイブがある。


一方、ハロウィンって何もない。
「とりあえず仮装して・・・どうすんの?」
「とりあえず人多いところ行けばいいんじゃない?」
「人混み来たけど・・・とりあえず歩く?」
「・・・」
「・・・」


こんなんでしょ?
ニュースで渋谷の映像見ても、本当にただ目的もなく人混みが動いているだけにしか見えない。
何なら、楽しそうな顔している人って、圧倒的に少ないし。
で、結局イベントがないもんだから、軽トラックひっくり返したり喧嘩したり痴漢でムフフとかしてるわけでしょ?


作れよ!
こんなでっかいチャンスを、どっかの企業が仕掛けろよ!
もしくは若者らが、SNSとかで話し合って考えろよ!


などとグチグチ言ってはアンチ・ハロウィンを振りかざしているけど、たぶん今僕が大学生だったなら、今ごろ仮装しながらミナミあたりを、目的もなく徘徊してるんやろな。

 


Helloween - Halloween Full Song [HD]