今日は早起きして、年に1度のご近所のミゾそうじ。
今年は男手が足りないからと、前週からご近所さんに声がけされたりもして、いつになく気合を入れての参加となった。
が、まぁ年を重ねるごとにご近所さんの要領がよくなっていて、ものの30分ほどで終わった。
気合を入れたぶん肩透かしをくらった感じで家に戻ると、その後に消防訓練がある、と母からの連絡。
ええっ、そんなん初耳!という文句を言うのも面倒なので、そのまま消防訓練に参加。
消防車と消防団の人4人が来て、思っていたより本格的なものだ。
内容は、消火栓の使い方。
四角いマンホールをこじ開け、ホースをつなぎ、実際に水を出すところまでの一連の作業を、何人かで行うというものだった。
「消火栓」と書かれたマンホールは見たことあったが、こんなん一般庶民も使えんねや!
というのが何より衝撃的だった。
ひととおり訓練を受けたわけだが、いちばん印象を受けたのが、ひとりのおじいちゃん。
安全靴に作業着を来て、はじめは消防団の一員かと思っていたが、どうも違う。
どうやら、自治会の会長さんらしい。
まぁ、その張り切りっぷりがもう目障りで。
消防団の説明中も口挟んできたり、放水の練習していても「もっと緊張感持ってやらな!」と無茶な注文を出したり。
最後のほうは仕切りだしたかと思えば、町内の愚痴ともとれる話をこんこんと。
その間、もちろんまわりは失笑。
話の流れから、どうもこの消防訓練もこのジジイが無理やりしかけたものらしく、町内全員がイヤイヤ参加している模様が伺えた。
なるほど、母親がわざわざ僕に訓練の連絡をしなかった理由も、わからなくもない。
おんねんなぁ、こんな近所にも。
きっと元号が令和になったことも、気づいていないんだろうなぁ。
というか、戦争が終わったことも理解できていない?
まぁご近所の皆さん、あと数年のガマンですよ、時間が解決してくれますから。