キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

放出レトロ商店街

おおさか東線が開通して1か月。
「開通した暁には、会社帰りに新駅に寄り道を」と考えていたが、まだ実現できていない。
というのも、電車から見る限り、新駅まわりが栄えていないのだ。
駅の建築が決まってから開拓したのではなく、開拓しきった場所に駅を建設したためだろう。
それでも何かしら寄り道をと考えた末、先週は学研都市線との乗り換え駅である放出(はなてん)駅を放浪することにした。


ちなみに、学研都市線には何十年も乗っているが、この放出駅に下車したのはものの数回。
散策したこともなく、どんな街なのかもまったく知らない。

 


改札を出ると、道が左右に分かれる。
左は確か工場とかしかないはずなので、右へと折れる。
階段を降りると、ビルのすき間に細い細い商店街「みゆき通り」が見える。


これだ!
昨年末より目覚めた“商店街嗜好”のアンテナが反応すると同時に、もはや自然と足がそちらへ向かう。

f:id:kickboy:20190415232013j:plain


 薄暗い!
見上げると、アーチ状に屋根が設けられており、天井と店舗の間はトタンで遮られている。
まさしく昔ながらの商店街にありがちな造りだ。


車1台がやっと通れるほどの道には、店舗が点々とある。
いちばん印象的なのが、ぶち抜きの店舗が駐輪場となっており、その隅で瀬戸物や雑貨を棚に並べた、もはや何屋やねん!と言いなくなる店舗。
もちろんけなしているわけではなく、こういうオンリーワンというか、少なくとも全国どのAEONモールでも存在しないこういう店舗こそ、商店街の醍醐味である。


奥へ進むと、和菓子屋やら喫茶店やらメガネ屋やらが並ぶ。
残念なのが、シャッターを降ろした店が多いということ。
ただ意外にも、新しいめの居酒屋なんかがあり、この商店街が決して死んでいるわけではないことがわかる。

 


ものの数分で商店街は終わったので、少し戻って、商店街から横に延びた「放出栄町南通」も散策。
がしかし、こここそシャッター率が高い!
残念ながらも、奥まで行くと角に1軒、生ビール380円・日替わりメニューありの、おそらくアタリだろうなあという居酒屋がある。
いつもならぶらりと寄るところだが、先週は体調不良で薬も飲んでいたので、泣く泣く寄ることができず。

 

f:id:kickboy:20190415232030j:plain


という感じで、一見ハズレに見えながらも、僕の中ではまあまあアタリであった。
商店街散策はさすがにもうごちそうさまであるが、点在していた居酒屋にはいつか行ってみたいなと思う。