キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

はるとざん in 交野山

冬の寒さも薄まり、休日がやや活動的になってきた。
が、何だかんだで体を動かしてない。
冬についた脂肪も取りたいし、GWまでに体を作っておかなければいけない。
そうだ、山に登ろう!


と決断した先週末であるが、土曜日はくもりで寒く心が折れる
これじゃイカンと日曜日は朝から支度するも、やはりくもりでなかなか決心できず、ようやく外出したのが午前11時を過ぎたころ。

 


登山口のある京阪私市駅付近までは、キックボードで移動。
えらいもんで、冷たい外気にもかかわらず5分も走ればうっすら汗をかく。


登山口で上着をすべて脱ぎ、ロンT1枚になって登る。
さすがに春を感じる人が多いようで、登山客はそこそこ多い。
途中からは、極力今まで行ったことのないルートを選択するも、結局要所で共通のポイントに差し掛かる。

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歩くと汗ダク、休憩すると汗が冷えて極寒。
やはりまだ、汗っかきの僕にとってはひとり旅もままならない季節だと感じる。

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途中、ひとりのご年配の方に声をかけられる。
登山ルートに廃キャンプ場があるのだが、どうやらそこが4月より私有地となり、登山ルートとして通れなくなるとのこと。
それを知らせてくれたというより、その事実に反対しようと衆知しているらしい。
確かに、廃キャンプ場を避けるとなると、一般道を通って大きく迂回しなければいけなくなる。


さらにもう1つ、ショッキングな情報を聞いた。
まさかと思い廃キャンプ場へ行くと、紛れもない現実がそこにあった。


何もない。
かつて、キャンプ場が閉鎖されてからも、炊事場やテーブル・トイレなどがそのまま残されていた。
いずれキャンプ場として復活するのだろう、という気配を残していたのに、跡形もなくなっていた。
それより、かつて林間学校でものすごく楽しい思い出を作り、おそらく今僕がアウトドアにハマるきっかけにもなった場所だというのに・・・

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悲しみにふけりながら、倒木に腰をおろして昼食づくり。
家に残っていたペンネと細パスタをゆがいて、「いなばタイカレー缶」とトマトジュースをぶっこんだもの。
おいしそうな見た目とは裏腹に、トマトジュースの酸味がタイカレーの味を薄めるほど強く、何とも表現しがたい味となった。
外で食べているおかげでうまくは感じるが、これがどこかのお店で出てきたら、間違いなく二度と店に来ないと心に誓うだろう。

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そこから交野山の頂上で下界を見下ろし、これまた通ったことない道で下山し、最後はキックボードで帰宅。

 

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えらいもんで、「けっこう時間かけて登ってる」と感じて時計を見ると1時間も経っていないとか、山の時間は実にゆっくり流れることを再認識した。
あと、登山自体は久しぶりなんだけれど妙に違和感がなく、よくよく考えたら最近ハマっているミニ遍路や離島めぐりなんかが、結局登山と同じことをしていることに気がつく。


まだまだ知らないコースもあるし、まだまだ体がなまったままだ。
GWまでに、もう一度くらい登ってやりたいところである。