キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

年末・東海終末ツアー2018 ~その2~

三重で廃墟1件を巡り、温泉街を後にしたつづき。

 


【トンテキ】
昼食は、国道沿いにあったラーメン屋へ。
界隈のラーメン屋がこぞって「トンテキラーメン」なる看板を出しているので気になって入ってみたら、どうやら「トンテキ」と「ラーメン」は別になっているらしい。
ちなみにトンテキとは四日市市の名物料理で、豚ロース肉を甘辛いソースをからめて焼いたもの。


しかしトンテキはボリュームがあるため、ラーメンとトンテキのコマ切れ丼のセットにした。
いずれも、ふらっと入ったお店の割にはいい味している。

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【レトロ商店街:S商店街】
昼食後は四日市駅で車を止めて歩く。
今回の旅は、2人にとっても僕自身にとっても初の試みとして、「レトロ商店街」を巡ることにした。
その第1弾が、駅からすぐのS商店街だ。


商店街がどこか探していると、駅前だというのに廃墟らしき建物が見える。
廃墟を目指して進み、廃墟に面した通りに足を踏み入れると、思わず愕然となる。
そこにあるのは明らかに商店街であり、商店街でないのだ。
言うならば、「商店街廃墟」といったところか。

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店舗や床・天井に至るまでボロボロながら、お店のネオンは意外にもきれいで、まるでまだ営業しているのかと錯覚してしまう。
それこそが、この商店街の魅力なのだろう。

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極めつきは、商店街の入り口。
「明るい商店街」という看板が、皮肉にも現在の商店街の状況とアンマッチしており、何ともいえない感情にさせてくれる。

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あまり有名になるとすぐ取り壊されそうなので、ここではあえて名前は伏せておく。
でも、廃墟好き・レトロ好きにはオススメの物件である。

 


【レトロ商店街:銀座商店街】
名駅近くに移動し、歩いて数分。
「銀座商店街」という名前からしてレトロな商店街へ。

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ここの特徴は、アーチ型に並ぶ店のネオン。
いかにも昭和に作られた感のある光景だが、意外にも新しいお店が点在しているし、商店街自体が短いので、あまり楽しむことができない。

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【レトロ商店街:寺町通り商店街】
座商店街から、駅から離れるように移動したところに「寺町通り商店街」がある。
扇形の商店街は見た目がきれいで、屋根は最近作られたものだろう。
しかし1店舗ずつはちゃんとレトロ。
食べ歩きができるお惣菜屋さんもあり、普通の商店街散策も楽しめる。

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商店街入り口近くの駄菓子屋さんでは、駄菓子の1品ずつに丁寧に値札が貼られている。
またお会計は、気さくなおばちゃんが5玉そろばんで計算してくれる。
少し多めに購入したら、いくつかおまけまで入れてくれるというのは、商店街ならではである。

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少し休憩しようと喫茶店を見つけるも、店に電気がついていない。
試しにGORIがドアを押すと、普通に開く。
開店はしているものの、どうせ客も来ないだろうと電気を消していたとのことだ。
このゆるさも、この規模の商店街ならではである。

 


つづく。