キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

猛々颱風

地震、記録的大雨、ダブル台風ときて、まさかの大型台風直撃・・・
「大阪は天災が少なくていいな」と常々思っていたのに、こう毎月のように訪れるとは。


改めて、昨日の大型台風。
怖かった!
本能だろうか、その怖さは前日から感じていた。
庭に出て自転車やバイクが転倒しないよう対策するなんて、ふだん台風が来てもまずしない行為だ。


当日の朝は晴れていて、そこそこ風はあるものの、ごく平和な時間が流れていた。
会社も終日休みとなっていたので、散歩でもしたかったがそこはガマン。
しかし徐々に雲が出てきて、以降は太陽が顔を覗かせることはなかった。


昼食をとってひと休憩して、午後1時半ごろだろうか。
とうとうやって来やがった、暴風雨。
過去に何度か台風直撃を経験したことはあるが、まったく過去の比ではない!
家が風であおられ、揺れているのだ。


自分の部屋が風下だったので雨戸を閉めず外を見ていたが、もう地獄絵巻。
葉っぱがどこからともなく吹き飛んできたかと思えば、遠方では板が空を舞う。
時おり看板や木片なんかも飛んでくるのだが、その速度がえげつない!
視界の左側から飛んできたかと思えば、もう次の瞬間には視界の右側に逃げているのだ。
ピッチングマシーンでも、こんな速度出ないのでは?と感じるほど。
こんなん、天気予報の発達していなかった時代の人はどうやって過ごしていたのだろうか?


実質3時間くらいだろうか?
暴風雨が落ち着いたら、ご近所さんが表に出て片付け。
本当ならバイクで近所をまわって被害状況を確認したかったが、そういう野次馬根性が二次災害を生みかねるので、そこはガマン。


そして今日は、出勤時や昼食時に被害状況を観察。
いちばん多いのが看板類の飛来で、あとは街路樹の倒木など。
いくつかの場所で、フェンスが折れて倒れていたり、車のガラスが割れていたり。
ニュースに紹介されるような悲惨さこそないものの、日常の風景に広がる非日常の数々は、やはりどこか恐ろしさを感じた。


台風が去って24時間以上が経過したものの、依然最寄りの電車はダイヤが乱れ、近所の工場は壁がはがれている。
停電や断水で出勤が大幅に遅れた人もいる。
もしかすると、意外な部分で二次災害が発生する可能性もある。
「日常」が戻ってくるまでは、気を抜かないよう過ごしたいと思う。