キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

加太の海岸物語 ~その3~

加太の保養所ライフ、2日目。

 


【朝食】
目が覚めると、すでにほとんどみんな起きていた。
つくづく酒に弱くなったことを痛感する。
この時点で、午前10時。
そりゃあ、みんな遅くまで起きていたからね。


昨夜とは対照的に淡々とした会話を交わしつつダラダラしていると、女性陣が朝食を作ってくれた。
実にありがたい。
本当は食欲がないので「僕はいらんよ~」と言いたかったが、それを発する前に食事ができていた。
しかし食べるとモリモリ進んでしまうのだから不思議。

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食事をしながら、今日は何をしようかと相談。
というか、僕の「泳ぎたい!」という意見が強く、みんな折れるように海水浴することとなった。

 


【海ハンティング1】
いざ海へ。
少し走れば広めの海水浴場があるのだが、それより手前にある岩場の多い砂浜へと向かった。
タープの設置をしてからは、とにかく暑さに耐えきれず海へ。


冷たっ!
夏の海ってこんなに冷たかったっけ?
泳ぎたい気持ちも折れてしまいそうになるが、足元から少しずつ水温に慣れさせ、5分ほどしてようやく体全体を入水。


ちなみに僕の格好は、頭部にはシュノーケル、脚にはフィン、右にはヤス。
そう、完全なるハンタースタイルだ。


岩場付近にはたくさん魚がいるが、いずれも小さい。
まあまあ大きめの魚を捕まえた、と思いきや、水から出すと実は小さいということが2回ほど続く。
ただ、魚を突く感覚はこれでモノにできたので、あとは大物狙い!


すると、サイズこそ大きくはないが、そのへんに泳いでいる魚とは違った姿のものを発見。
狙いを定めて一撃!
見事に捉えてみんなのところにかけよる。
とっさにゴンタが、魚の種類をスマホで検索してくれる。


ガシラかメバルでは?という僕の勝手な想像も虚しく、正体は「アナハゼ」。
体が青くてあまりおいしそうには見えないが、とりあえず食べられるとのことで保養所に持ち帰ることに。

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【海ハンティング2】
さらに潜ると、目の前に大きなタコ。
海中なので大きく見えるかもだが、足を広げると1メートルはあるのでは、と思える。


今回の素潜りでは、みんなに「タコ食わせたる!」と大口叩いて挑んでいる。
これは獲らなければ!
でもこんな大きさ、食べきれないなぁ。


などと考えながら、ひと突き!
少し慌てたため、胴ではなく足に刺さる。
しかし、ものすごい力でタコに引っ張られ、負けじとヤスを強く握るも、あえなく逃げられる。


肩を落としながらも、ここであまりの水温の冷たさに断念して、海をあがる。

 


【昼食~】
再び保養所に戻って、午後4時。
朝食が遅かったとはいえ、実質昼食抜きの状態なので、みんな腹ペコ。
昨夜余った食材がたくさんあったので、ありあわせで調理。


もちろん僕のとったアナハゼも。
ゴンタが調理してくれて、見事な唐揚げができた。
残念ながら1匹なので、1人ひと口にも満たない大きさをいただく。
しかしなかなか、キスの身のようにホロホロとしていてうまい!

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あとは昼寝して後片付けして、無事帰宅。
感慨無量、本当に楽しかった!
特に今回は、もろもろの道具類の準備から釣りのサポート、保養所の手配までやってくれたゴンタには、ただただ感謝である。

 


次回は9月にキャンプの予定だが、まずはこの暑さがどうなるか次第かな?
またみんなと遊ぶことが、楽しみで仕方がない。