キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

キックボード房総半島旅~ウタ編~

旅を振り返ろう、と言っておきつつ、結局あまりペンが進んでいないな。
ぼちぼち旅日記もまとめて行きたいので、今回が最終回ということで。
食べ物以外で、印象に残ったもの。

 


3日目の夕方、千葉にある「道の駅 ちくら」で休憩のため寄ったときのこと。
そこでフリマをやっており、複数のテントが並ぶ。


さらに奥のほうでライブが開催されているのだが、やたらうまい!
これ、シロウトの仕事か?
のぞきに行くと、多くの人が群がっている。
そしてオーディエンスの先にいるアーティストを見て、思わず目が釘付けになる。


たま?


そこには、僕が中学に入るか入らないかくらいのころに流行していたバンド「たま」の姿があった。
メンバーの服装が当時のままなだったので、すぐに気づいた。

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歌も演奏も、本当に魅力的である。
曲もいろんなバリエーションのものがあり、他にない独創的なもの。


何よりすごかったのが、トラブルへの対応力。
例えば、メンバーがギターを交換するくだりがあったのだが、なかなかギターがやって来ないという一面があった。
そこで、すかさずメンバーが即興で歌をうたう。
その曲というのが、「オイラのギターはどこだ~♪ギターを返せ~♪」みたいな感じで、まさに目の前で起きているトラブルをコミカルに描写したもの。
それも、まるでそういう曲があるのかと思えるほどのクオリティーだ。


これにはオーディエンスも拍手。
なるほど、メジャーで第一線を活躍できるというのは、それなりに理由があるからなのだ。
その他、こまごまと客が楽しめる要素もふんだんにあり、ライブは終了。
さくっと見て帰ろうと思っていたのに、がっつり45分間聞き入ってしまった。


そんなわけで今、たまのCDが欲しくてたまらない。