キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

キックボード東北旅~出会い編1~

旅の余韻があるうちに、小出しにでも思い出を書き綴っておこうと思う。

今回の旅で、1つ今までと違うことがある。
それは、人とのふれあいの数。
すれ違いざま声をかけられることはたまにあったが、がっつり時間をとって話すということは今まで少なかった。


【アレックス】
はじめに出会ったのが、アレックスという28歳のフランス人だ。
後ろから声をかけてきた彼は、自転車で沖縄から北上し日本を縦断しているという、なかなかの猛者。
一応日本には旅行で来ているということなのだが、日本語の語学勉強や農家での居候体験なんかも経ており、なかなか日本語が達者。

僕からすれば十分魅力的な彼だが、僕に対して「クレイジー」「リスペクト」と、キックボード旅に対して賞賛の声を浴びせてくれる。
一度お別れをしたのだが、すぐさま待ち伏せしてくれて「いっしょにランチしませんか?」ということになった。

おそらく旅の途中で、ランチを他の人ととるというのは、はじめてだ。
まあ、ランチといっても周辺に何もない場所だったので、コンビニで座り込んでなのだが。
お互いの自己紹介から始まり、旅のことやら恋愛観といったことまで、いろいろと話せた。

あとは「日本の道はきれいだ」という話もしていた。
フランスでは田舎の道は未舗装なのだそうだ。
最後に交わした固い握手は、今でも両手が覚えている。


よく「音楽に国境はない」なんて言葉を聞くが、音楽だけに限らず、趣味というものに国境なんてないんだなと感じた。

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