キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

中部地方賭場めぐり~中編~

さてさて、キマグレで向かった松阪の旅行、つづき。

競輪場から松阪駅前へ戻ったのは、午後4時前。
さすがにチェックインには早く感じ、駅前をブラつくことに。

意外といっては失礼だが、アーケードはそこそこ長く続き、シャッターは多いが開店中のお店も多い。
昔ながらの金物屋なんかがあれば、異空間をかもした若者向けの服屋もある。
けっこう見ていて飽きない。
ただ、荷物を増やすわけにもいかないので、なかなかお店に入れずにいる。

昔はどの地方にも、こうしたアーケードがあり、個性的なお店が並んでいたはずだ。
巨大な複合型施設が一般的となった昨今、アーケードは廃れる一方であることが悲しい。
チェーン店ばかりで個性に乏しい複合型施設より、圧倒的にアーケードのほうが楽しいのに。
どこかで、アーケードが見直しされる時代は来ないものだろうか。


寄り道している途中、目に入ったお寺や神社があれば入るようにする。
いずれもそこそこ立派である。
伊勢神宮が近くにある、ということも起因しているのだろうか。

しかしどうだろう。
途中から、特にお寺がやたら多いことに気がつく。
地図を見たところ、松阪駅から西側・徒歩10分ほどの県内に、7つものお寺が並列しているのが驚きだ。

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すっかり駅前を堪能し、ホテルへチェックイン。
ひとっ風呂入ってからは、いよいよ食事だ。
食事はホテルではなく、ホテルで食事券をいただき、外のレストランである。

向かった先は「千力」というお店。
ええ、もちろんである。
ここに来て食べるものといえば、松阪牛だ。

ちなみにこのお店は、焼肉店。
まさか、はじめての「ひとり焼肉」が松阪牛だなんて!

来店するや「1,000円別料金払えばメニューがグレードアップします」という甘い誘いを受ける。
当然、旅行気分で浮かれているさなか、断る理由がない。

しばらくして運ばれたお肉を、早速焼いていただく。
甘い。
お肉に甘さを強く感じ、まったく動物臭のないお肉のうまみがじゅわっと口全体に広がる。
これは、めちゃくちゃうまい!
改めて、松阪に来てよかったと感じる。

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それにしても、ひとり焼肉のペースがわからない。
焼肉自体はふだんあまり行かないが、例えばBBQなんかは、人とワイワイ話したりするし、食べたいタイミングに焼けた肉がないなどがある。
ひとり焼肉にはそれがなく、ただ自分が食べたいときに、目の前に焼けた肉を準備できる。
で、誰とも話すこともなく食べることに専念しているので、ついついハイペースで食べてしまう。

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このままではイカンと、あえて途中で本を読むなどして無理やり間を作る。
でないと、30分くらいで食べ終わってしまいそうだし、そんな早くホテルに帰ってもやることがない。
そうこうしながらもビールを飲んでいるうちにテンションがあがり、ホルモンとバクダンを追加注文。

何だかんだで、2時間どっぷり堪能。
値段はさすがに張ったが、たまの贅沢にはたまらなくよい。
年に一度はこんなグルメ旅もいいかも知れない。


なお、焼肉を食べているうちに、何とか翌日の予定を捻出した。
もったいぶるほどのことでもないけれど、明日もブログ読んでくれる人が少しでも増えることを期待しつつ、次回へつづく。