キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

北木島・真鍋島お遍路 ミニ遍路 ~2日目・中編~

【15番まで】
山道をひたすら進み、上り坂をあがったところに、12番と13番がある。
ちなみにこの小高い丘は城跡で、原型こそないものの、石垣などが残っている。

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なお、先ほどの展望台も城跡とのことだが、いずれの丘も「城山」という名がついている。
展望台側が「しろやま」、ここが「じょうやま」と呼ぶそうだが、もうちょっと何とかならなかったのだろうか。

そこからは道が険しくなる。
こんなところ、進めるのか?
と思いつつ進んでいると、突如として畑が姿をあらわす。
まだ活用されているらしく、こんな高台にまで移動するのも大変だろうな、と感じ、近くにある14番・15番を参拝。

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【24番まで】
16番までの道は、いったん海岸へと下りなければいけない。
急坂を下った先には、南国調のリゾート施設がある。
目の前にはビーチも広がり、夏に来れば最高だろう。

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ただ、肝心の16番が見つからない。
何度も施設のまわりをウロつくも、まったくめどが立たず。
辛うじて、台座の後があったので、もう仕方なくこれを16番とみなすしかない。

少し海岸線を歩くと、施設に18番がある。
もしやと思い戻ってみると、やはり17番も、施設に置かれていた。
ひょっとすると16番も施設のどこかに、と遠慮なく敷地を探ってみたが、やはり見つからない。

21番と24番は、海岸沿いに進む。
1番を巡ったときと同じ状況で、やはり満潮が怖くて足早となる。
途中、ちょっとしたガケ登りなどもあり、ちょっとした探検家になった気分になる。

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23番は、海岸から延びた道にあるらしいが、その道がまったく見つからなかったので、泣く泣く断念。


【36番まで】
先ほどから描写を省略しているが、雨は時間が経つにつれ、徐々に激しくなっている。
こんなどしゃ降りな日に、誰も往来しないこんな山道や海岸で、一体何をしているのだろう?
そんなこと考えつつも、あまりに日常と離れすぎた現実が、妙に楽しく感じる。

また、道もさらに険しさを増す。
上り坂では、あらかじめ張られたロープがないと進み切れない。
道も、雑草がヒザ程度までの高さに生えている。

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道が本通りと少し離れていて、これは見逃していいかな、と思っていた31番は、奇跡的にたまたま曲がって道を進んだ先にあった。
また、本通りを進むと、33番から36番までが、一か所に置かれていた。

ただ、そのすぐ先の道が、思いっきりヤブに塞がっている。
全身汚れることも覚悟したら進めなくもないが、そのすぐ先の道も、同じように草がボーボーに生い茂っている。

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さすがに、ここまでくるともうお手上げだ。
けっこう順番を飛ばさず、無理しながらでも進んで来たのに、これは断念せざるを得ない。
来た道を引き返し、途中で港へ抜ける道があったので、曲がって人里へ戻った。