明日は早朝から予定があるので、会社の新人歓迎会は1次会で帰宅、のはずだった。
が、さすがに参加者のほぼ全員が2次会へ流れこむとなれば、断るわけにはいかない。
ということで、現在午前0時半、終電も乗り遅れて途方に暮れている。
まあ、何となくこうなるかとは思っていたけれど。
ちなみに2次会は、カラオケつきの居酒屋だった。
20人近くもいて、まさかマイクはまわってくるまい、と思っていたのに。
なぜなんだろう、右手にはマイクが握られていた。
しかも、ピンクレディーのUFO という、いかにもサラリーマンカラオケな選曲がされたまま。
そういえば、カラオケなんて何ヵ月ぶり?
こんなメンバーで、声なんて出ますかいな。
と思っていたのに、自分でもビックリするくらいにノドの調子がいい!
ふだんやり方わからんビブラートが、なぜか欲しいだけ出るというのは、本気でビックリ。
というわけで、がっつりメタル調で歌い上げてみた。
そこそこウケたのは、歌唱力うんぬんではなく、何してもウケる空気によるものだということくらい、わかっている。
さっきから何度もそのシーンを思い出しては、ただただ恥ずかしさだけが頭をよぎる。
いやぁ、よく歌えたものだ。