キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

ホームでアウェイなひとり飲み

久しぶりに、行きつけのお店である都島の「旬魚菜 天」へ行こう!
と前日から決めていた。
当日、残業をしていると、めったに連絡のないマスターから、まさかのLINE。
ううむ、何たる偶然。

ということで、金曜日は都島へ、ひとり飲みをしてきた。
「今日は魚祭り!」とLINEでもうたっていたとおり、席につくや魚料理が次々と運ばれる。
最近よく釣りへ行っているらしく、さぞ大量に釣れたのだろう。

しかし聞くと、釣りのほうはまったくのボウズだったらしい。
よほど悔しくて、いろんな常連さんに「魚祭り」と送ったとのこと。


料理の感想は、あえて言うますまい。
かつて公私とも疲れているとき、飲み友達から「おいしいものを食べたら元気なる」とアドバイスをいただいた。
なるほどなるほど、料理をひと口ごと味わっているうち、その言葉の意味をも噛み締められる。

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入店時は僕ともう1人だったが、ぽつぽつと客が入りだした。
いずれも常連さんだが、常連同士のつながりはない。

日によっては、マスターを中心に話が盛り上がり、いつしかみんな仲間、といったコミュニティが生まれる。
が、今回はそうではなかった。
たまたま、お客さんの1人が当日マスターと釣りに行っていた人だったので、その人の話が中心になってしまったのだ。

その人が悪いというわけではなく、みんなが意見をぶつけ合うということが、たまたまできなかっただけだ。
話を聞いているだけでも、いろいろ参考になることもあり、面白かったけどね。


終電近くまで飲んだが、ちょっと消化不良ぎみ。
ということで向かったのは、言わずもがな、地元・交野のバー「Loose」。

こちらも、カウンターが常連客で埋まる。
ただ、先ほどとは違い、僕以外の常連さんが顔見知りだったり、知り合いの知り合いだったり。
実質、僕だけ孤立した状態である。

それでも、ちょいちょいマスターや店員さんが話しかけてくれ、完全な孤独感はない。
交野にあるにはもったいない、とつくづく思える、いいお店である。


ひとり酒に、孤独感があって当たり前。
しかし、行きつけのお店に行くということは、何かしら孤独感から打破するのが目的でもある。
という意味では、2軒ともやや消化不良に終わったのは、少し残念である。

もちろんお店のせいではない。
せっかくの酒の場なのだから、自分自身ももっと社交的になり、初対面のお客さんにもどんどん話しかけないといけない。